BtoB企業のWEB制作の流れをWEB担当者向けに解説

BtoB web制作

マーケティング戦略において、自社サイトの担う役割は非常に重要です。

ただし、有益なサイトを制作・運用するためには押さえるべきポイントもあります。

それでは、BtoB企業がWEBサイトを制作する場合は、どのようなことを意識すべきなのでしょうか。

本記事では、BtoBサイトのWEB制作の流れや、構築の際のポイント、制作会社の選び方、サイト事例など、WEB制作で使える情報を紹介します。

目次

BtoBサイトはオンライン集客の要

まずはなぜBtoBサイトが必要なのかという点から説明していきましょう。

現在、各業界のマーケティングにおいてネットを活用した戦略が非常に重要になっています。

消費者向けのBtoCはもちろん、BtoBにおいてもそれは同じです。そしてネットを使ったマーケティングを左右するカギの1つがWEBサイト。

BtoBサイトの大きな役割として挙げられるのはオンラインでの集客です。チラシやTV・雑誌への広告など、オフラインでできる集客方法もあります。

しかし、膨大な人数のネットユーザーに、いつでも、どこからでもアクセスしてもらえるというWEBマーケティングの強みを活かせば、より効率的な集客が可能でしょう。

また、BtoBサイトにはブランドの認知度を高めるという役割もあります。効果的な戦略でサイトにアクセスする人が増えれば、自社の製品・サービスをより多くの人に知ってもらうきっかけにもなります。

BtoBサイトを制作する上で大事なポイント

自社のBtoBサイト制作をする上で事前に明確にしておくべきことがあります。ここでは、重要なポイントを4つ選定し紹介します。

BtoB web制作 大事なポイント

サイトの目的を明確にする

まず重要なことは、サイトの目的を明確にしておくことです。

サイトから直接顧客を取り込むこと、サイトを通じて製品・サービスの知名度を高めることなど、BtoBサイトの設置目的としてさまざまなものが考えられます。

何が目的なのかはっきりしないままサイトを制作すると、方向性が曖昧で中途半端なサイトになってしまう可能性があります。

サイトの目的をしっかり設定すれば、その目的達成のために何が必要かどのようなことをすべきかが見えてきます。

訪れて欲しいターゲットを明確にする

これはマーケティング全般に言えることですが、戦略を考えるときにはアプローチするターゲット層を明確にすることが非常に大切です。

ただやみくもに幅広い層にはたらきかけるより、自社の製品・サービスの需要が高く見込めそうなターゲットをある程度絞り込み、そのターゲットの興味関心を引くようなはたらきかけをした方が、マーケティング効果はアップします。

競合サイトを分析し、自社の強みを明確にする

良いBtoBサイトを制作するためには競合サイトを分析することも大切です。

自社と同じような製品・サービスを取り扱う競合サイトが多数存在する中で、顧客を獲得するには自社ならではの強みを売り出す必要があります。

競合サイトをよく分析すれば、自社と他社との違いがわかるので、自社が何を売りにすべきか考えられるでしょう。

絶対に上げたい検索キーワードを明確にする

BtoBサイトを多くの人に見てもらうためには、検索キーワードを意識したサイト作りをしなければなりません。

よく検索されるキーワードが多く含まれるサイトは検索の上位でヒットしやすくなり、多くのアクセスが見込めるからです。

BtoBサイト構築の際のポイント

それでは、実際にサイトを制作する際にサイト構造の設計などで行うべきことを見ていきましょう。

競合サイトを分析し、市場を理解する

まずは自社サイトのイメージを掴むため、市場調査などを行います。自社の事業と同じ業界のサイトを多数調べて、おおまかな雰囲気や人気のサイトデザインなどを詳しく分析しましょう。

CVポイントを明確に設定する

CVポイントをしっかり設定することで、サイトの中身はより明確になってきます。

お問い合わせ、資料DLなどCVポイントはさまざまです。事前に考えたBtoBサイトの目的とリンクするよう確認しながら、サイトのゴールを決めることが大切です。

理想のフレームワークを選定しておく

作成したいサイトの構成にマッチした理想のフレームワークを選定しておくこともポイントです。

BtoB web制作 デザインフレーム

もし制作を外注するにしても、企業側が具体的なサイト例としてフレームを示せば、制作サイドも作業しやすくなります。

イメージに近いデザインフレームを探し、DLしておきましょう。

ユーザー導線を第一に考えた設計にする

サイト設計をする上で必ず意識したいのは、ユーザーが閲覧しやすい導線です。

オリジナリティに溢れたスタイリッシュなサイトを制作したいと考える方もいるかもしれませんが、奇抜なサイトは閲覧しにくく、ユーザーが離れてしまう可能性もあります。

閲覧しやすいシンプルな設計を心がけてください。

コンテンツの準備を忘れずに

多くのユーザーが閲覧する魅力的なサイトを制作するには、魅力的なコンテンツが必要です。

内容の濃いコンテンツはサイト集客の要になります。どのような内容のコンテンツにするか、どこに掲載するかなどを決めておきます。

BtoBサイトを制作を任せる会社の選び方

自社のBtoB WEB制作は、自社内で行うほか外注することも少なくありません。ここでは、外注する場合の制作会社の選び方を解説します。

自社サービス、業界で実績のある会社を選ぶ

自社と同じ業界や同じ製品・サービスを取り扱う、他企業サイトの制作実績がある会社を選ぶのが1つです。

過去に似たようなサイトの制作実績があれば、業界や製品・サービスに関するノウハウをある程度持っていると考えられます。

ノウハウを活用しながら、よりクオリティの高いサイト制作を期待できます。

SEO対策も実施している会社を選ぶ

SEO対策の知識やスキルが豊富な会社を選ぶのも良いでしょう。

自社で選定したキーワードをサイト内の文章に盛り込むだけで、すぐに検索上位に表示されるわけではありません。

効果的なSEO対策を行うには、SEOに関する豊富な知識やスキル、経験なども必要です。SEO対策を積極的に実施している会社なら、効果的な対策を行ってくれる可能性が高いでしょう。

まめに連絡の取れる会社を選ぶ

サイト制作は作業途中での修正も多いものです。

そのため、こまめに連絡の取れるレスポンスの早い会社を選びましょう。制作会社となかなか連絡がとれないと、やり取りが遅くなり、作業が進まなくなります。

その結果、制作スケジュールが厳しくなって内容を十分に詰められなくなったり、納品が遅れたりする可能性もあります。

プランの線引きが明確な会社を選ぶ

WEB制作会社によってさまざまな制作プランが用意されていますが、各プランの線引きが明確な会社を選ぶことも重要です。

プランの線引きが曖昧だと、見積内容も曖昧になりがちです。プ

ランの中にどのような作業まで含まれているのか、はっきりしていないと発注後に行われた作業が実はプラン外のもので、別途料金が発生するなどの問題が起こる可能性もあります。

料金トラブルなどに繋がらないよう、料金や作業内容の示し方がはっきりした会社を選びましょう。

BtoBサイトの運用方法

BtoBサイトは完成したらそれで終了というわけではなく、運用も重要です。サイトの効果的な運用方法や意識したいポイントなどを紹介します。

コンテンツSEOを積極的に実施し集客拡大

コンテンツSEOとはSEO対策の1つです。良質なコンテンツを作ることにより、検索上位に表示されやすくすることを言います。

コンテンツSEOを積極的に実施すれば、集客の拡大も期待できます。

常に最新の情報に更新したり、ユーザーのニーズを的確に把握し需要の高い新規コンテンツを作ったり、さまざまな方法があります。

逐次、修正、改善が行える体制を取る

CVポイントやコンテンツを増やしたいと考えたとき、改善・修正がしやすいサイトにしておきましょう。

しっかり目的やターゲットを決めて制作したサイトでも、時間が経つうちにその目的・ターゲットを変更、さらに拡大したりする可能性は大いにあり得ます。

そのようなとき、サイトのカスタムがし辛いとマーケティングを仕掛けるタイミングを逃してしまうかもしれません。

外注先に社内スタッフでも改善・修正ができるようなサイト構築を依頼する方法もあるでしょう。また、改善・修正など運用面の外注なども考えられます。

CVポイントは複数設置する

CVポイントは1つではなく複数設置する方が有益です。

1つだけだと、そのCVポイントに到達するまでの導線のみアクセスが多くなりがちですが、さまざまなCVポイントを設置すれば、その分サイト内のすみずみまでアクセスしてもらいやすくなります。

お問い合わせ、申込、資料DLなど多様なCVポイントを考えてみてください。

BtoBサイト制作で参考になる外部サイト

最後に、サイト制作のための知識や準備をする上で役立つサイトを紹介します。

デザイン事例サイト:SANKOU!

BtoB web制作 参考サイト

外部リンク:SANKOU!

「SANKOU!」は2,000以上のWEBデザイン事例が集められたサイトです。シンプルなものから凝ったものまで、さまざまな業界のサイトデザインが見られます。コーポレートサイトやECサイト、キャンペーンサイトなどサイトの種類などでカテゴリが分かれており、わかりやすい点もポイントです。自社サイトのイメージ作りや業界のサイトデザイン傾向などを掴む上で活用できるでしょう。

フレームワークDLサイト:BootStrap

BtoB web制作 参考サイト2

外部リンク:Bootstrap

フレームワークをチェックするなら「BootStrap」がおすすめです。

twitterが開発したフレームワークで、世界中に多くの利用者がいます。シンプルでわかりやすいフレームワークを準備したい場合に効果的に活用できるでしょう。

また、さまざまな有料テーマも販売されているので、少し個性的なサイトを作りたいときにも使えます。

集客で成功している大手BtoBサイト:ライオン株式会社

BtoBサイト 成功事例

外部リンク:ライオン株式会社

「ライオン株式会社」は商品(ノベルティなど)に関する問い合わせを増やすため、サイト内の導線整理や新サイトの構築、コンテンツの継続的な改善などを行い、ユーザーにとってよりわかりやすいサイトを実現しました。

その結果、問い合わせ数や売り上げが大きく伸びています。

集客で成功している大手BtoBサイト:パナソニック株式会社

BtoBサイト 成功事例2

外部リンク:パナソニック

「パナソニック株式会社」では、ユーザーの動向を分析し、よりユーザーに興味をもたれやすいリスティング広告を設置しました。

また、サイトの改善・最適化なども継続的に行い、その結果購入相談件数が大幅にアップしています。

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この記事を書いた人

株式会社リードエックスのアバター 株式会社リードエックス Webマーケティング部

リードエックスは、SEO対策を始めとしたWebマーケティング集客支援を行うデジタルマーケティング会社です。 ホームページ制作・BtoBマーケティング・Webコンサルティングなど経験豊富なプロが一気通貫でサポートを行います。

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