【必見】アクセス数と上位表示の関係性!検索エンジンが順位を決めるまでの流れとは?

サイトやブログを運営している方であれば、検索順位は常に付きまとってくる問題です。そして、検索順位を上げるためには、アクセスを集めることが有効ということもいわれたりします。

ただ、「検索順位を上げるためにはアクセス数を増やすことが必要なのか」、「上位1位と2位でアクセス数はどのくらい違うのか」このように考える方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、検索順位とアクセス数の関係性、また上位化するために重要なポイントをご紹介します。

目次

検索結果1位と2位のクリック率で見るアクセス数の違い

サイトやブログを運営している方であれば、「Googleの検索結果で上位表示を取りたい」と考えているのではないかと思います。ただ、一言で上位表示といっても、同じ検索結果1ページ目の1位と10位でさえ、アクセス数は大きく異なるのです。

検索順位 アクセス数

これは、アメリカのInternet Marketing Ninjas社が2017年に調査した、Googleの検索結果でのクリック率を表したデータです。検索結果1位のページのクリック率は約20%なのに対し、10位のページはわずか1.5%ほどを示しています。

検索結果2位のページでさえ、1位のページの半分の10%しかクリック率がありません。このデータからいえるのは、検索順位1位のクリック率が非常に高いということで、裏を返せば、アクセス数を獲得するためには検索結果1位を取る必要がある、ということになります。

アクセス数を増やすことは順位に影響するのか

検索結果で上位表示されるとアクセスは増えますが、逆にアクセスが増えると上位表示されるかというと、ほとんど影響はありません。

特に、人為的にアクセス数を増やす行為は、検索順位を上昇させる施策にならないどころか、順位を下げる原因にもなります。

アクセスを増やすことが検索順位に影響するのであれば、被リンクを人為的に集めてアクセスを増やせば、誰でも簡単に上位表示ができることになってしまいます。

実際はもちろんそんなことはなく、人為的にアクセスを増やす(被リンクを集める)行為に対しては、Googleからペナルティが課されます

被リンクを買う、被リンクを得るためのプログラムに参加する、サテライトサイトから被リンクをあつめるなどして、人為的に被リンクを集めるとGoogleからペナルティが課され、検索順位が大幅に下がります。

被リンクを集めることは、確かに有効なSEO対策ではありますが、あくまでコンテンツの質に起因する自然発生的、かつ良質な被リンクでなければなりません。

すなわち、本質的にはアクセスを集めることではなく、コンテンツの質を高めることが大切だといえるでしょう。

Googleが順位を決めるまでの仕組みと評価基準

ここでは、検索結果上位表示化のために、「検索エンジンの仕組み」と「Googleの評価基準」を説明します。

検索エンジンの仕組み

  1. クローリング
    Googleの検索エンジンがWEB上の情報を集めることをクローリングといいます。Googleのクローラーというロボットは、WEBページのリンクからリンクをたどって、WEB上を巡回しています。
  2. インデックス
    クローラーは、WEB上を巡回しながら、WEBサイトの情報を集め、その情報を基にサイトをインデックスします。サイトがインデックスされると、そのサイトが検索結果に表示されるようになります。
  3. ランキング
    Googleはクローラーが巡回して集めたサイトの情報を基に、サイトをランク付けします。サイトの質やコンテンツの質は高いか、検索キーワードに合致している内容かどうかなどの情報です。Googleはこれらの評価基準に基づいて、検索順位を決めています。

上位表示のためにGoogleの評価基準を知ろう

サイトやページを上位表示するためには、検索順位を決めているGoogleの評価基準を、理解しておくことが重要です。Googleの評価基準は、200以上あるといわれていますが、ここでは、その中でも重要で基本的な基準を2つ紹介します。

  • ユーザーの利便性を考慮したコンテンツであるか
    Googleが掲げている理念の根幹となるのが、ユーザー第一主義です。Googleは、ユーザーファーストのコンテンツを求めています。なぜなら、ユーザーの満足するコンテンツを提供しなければ、ユーザーはGoogleから離れてしまうからです。ユーザーの利便性を一番に考えたコンテンツを上位に表示することが、Googleの信頼につながり、Googleを使い続けてもらうことにつながります。ユーザーの利便性を考慮していないコンテンツは、上位表示されません。
  • 良質なコンテンツであるか
    Googleは、価値のないコンテンツや詐欺まがいの悪質なコンテンツを嫌います。かつては、検索キーワードを詰め込んだだけのページや、被リンクが多く集まっただけのページを上位表示していたことがありました。ただ2011年の終わりごろからは、そういった中身がなく価値のないページは、検索圏外に飛ばされるようになりました。価値のないページが上位表示されないのは、ユーザーにとっての利便性を考えれば当たり前です。やはり、ユーザーを第一に考えたコンテンツを、提供することが何よりも大事なのです。

関連記事:Googleの「検索順位」が持つ意味と順位決定ロジックの仕組み

検索結果で上位表示するためのポイント

ここでは、検索結果で上位表示するためのSEO対策で重要なポイントを要点を絞って簡単に説明します。

ユーザファーストなコンテンツの作成

繰り返しになりますが、Googleの検索結果で上位表示するためには、ユーザーファーストなコンテンツの作成が何よりも大切です。

ユーザーファーストなコンテンツの作成は、ユーザーの利便性を高めるのはもちろんですが、結果として外部SEO対策にもつながります。

上位表示を狙うためには、常にユーザーファーストなコンテンツとなっているかどうかを意識しながら、コンテンツを作成しましょう。

関連記事:コンテンツSEOとは?コンテンツSEO会社が教える今すぐできるSEO

競合分析とは?フレームワークやツールを使った方法を解説!

内部対策

内部SEOは、サイトの中に対して行うSEOのことです。

第一に確認するべきなのは、ページタイトルの最適化です。ページタイトルは、ユーザーの目に最初に触れる部分といえます。対策キーワードを含め、32字程度で簡潔に記載するのが基本です。

また、検索結果ページで、タイトルの下に表示されるメタディスクリプションも大切です。メタディスクリプションはユーザーがページをクリックするか決める要素であると同時に、Googleがページの内容を判断する材料でもあります。

他にも多くの内部対策がありますが、まずは欲張らず、1つずつ対策していきましょう。

関連記事:SEO視点で最適なタイトルの文字数とは?

外部対策

外部SEOは、サイトの外部に対して行うSEO対策のことです。

外部SEOの基本は、被リンクを集めることです。ただ、さきほども少し触れたように、悪質な被リンクを集めると、Googleからペナルティを受ける可能性があります。ペナルティを受けると、上位表示されるどころが、検索圏外へ飛ばされてしまいます。

被リンクを集める場合は自然発生的な、良質なリンクだけを集めるようにしましょう。

良質なリンクを集めるためには、ユーザーファーストの質の高いサイトを作成する必要があります。信頼してリンクを張ってもらえるよう、サイトの価値を高めるコンテンツを積み重ねていくことが、外部SEOにおいても重要です。

検索順位はいつ上がるのか

前段落で触れたポイントを意識したSEOを施した上で、検索上位化までにかかる時間はどのくらいなのか、という疑問があるかと思います。

ただ、上位表示までにかかる時間は、一概にこのくらいと明示することはできません。なぜなら自分のサイトの状態だけではなく、競合サイトの状況など、関わってくる変数が多すぎるからです。

ただ1つ確かなことは、コンテンツの質が高ければ、次第に順位があがっていくということです。検索上位化するには、現状分析を踏まえた、地道な対策が必要といえます。

まとめ

今回は、検索順位とアクセス数の関係性、また上位化するために重要なポイントをご紹介しました。

アクセス数を増やすためには検索結果1位を獲得する必要があります。しかし、1位を取るために、アクセス数を人為的に増やすことは、かえって逆効果になるので、おすすめできません。

上位化を目指す上で重要なポイントは、地道な改善を繰り返して、ユーザーにとって役に立つ質の高いコンテンツの作成を心がけることです。

すぐに検索順位を上位化する、魔法のようなテクニックはないので、一歩ずつ積み上げていきましょう。

関連記事:【解析ツール】Googleアナリティクスとは?導入・設定方法と使い方を解説!

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この記事を書いた人

株式会社リードエックスのアバター 株式会社リードエックス Webマーケティング部

リードエックスは、SEO対策を始めとしたWebマーケティング集客支援を行うデジタルマーケティング会社です。 ホームページ制作・BtoBマーケティング・Webコンサルティングなど経験豊富なプロが一気通貫でサポートを行います。

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