インターネットを活用したデジタルマーケティングにおいて、大きな課題として「WEB集客」が挙げられます。
アクセス数を伸ばす際に重要となるWEB集客ですが、手動で集客しようとしても、広大なウェブの世界では集客力に限界があります。
そこで重視しておきたいのが、WEB集客の”自動化”です。
ここでは、WEB集客を自動化することの効果を解説するとともに、具体的な自動化の方法も合わせて紹介していきます。
WEB集客の自動化
デジタルマーケティングの初歩として、自社や提供サービスに関するホームページを開設することは珍しくありません。
しかし、ホームページを公開しただけでアクセス数が増えていくことはあまりありません。
そのため、ホームページを開設する際にもWEB集客をする必要があるのです。
では、ホームページの集客をするとどのような効果があるのか、集客対策をしても効果が出ない理由と合わせて解説します。
ホームページの集客にはどれくらいの効果があるのか?
そもそも、ホームページの集客にはどれほどの効果があるのでしょう。
もちろんジャンル・カテゴリによって効果は変わりますが、一切集客対策をしない状態でWEB集客を始めた場合、アクセス数が2,3倍以上に上がることは珍しくありません。
また、WEB集客はペルソナの指定やターゲティングが容易であることから、アクセス数のみでなく商品・サービスのコンバージョン率の向上も期待できます。
一度対策してWEB集客を自動化すれば、費用対効果の高いホームページの運営が可能となるのです。
ホームページの集客対策を行っているが中々効果が出ない
ホームページを運営している方の中には、「集客対策をしているはずなのに、中々効果が出ない」という方もいるでしょう。
実は、WEB集客とは一口に言っても、その種類はさまざまです。WEB集客はペルソナの指定・ターゲティングに長けている一方、そのメリットを生かすためには
”どのようにWEB対策をするか”が重要になります。
それぞれの対策方法に向き不向きがあるため、運営するホームページの特性・ペルソナをしっかり意識し、適切な方法でWEB集客しなければ、集客対策による効果をうまく得られません。
SEO対策でWEB集客するには
WEB集客の手法として代表的なのが「SEO対策」というものです。ホームページはもちろん、WEBコンテンツを作る際にSEOを中心に設計していくことも珍しくありません。
では、SEO対策とは何かを詳しく見ていきましょう。
SEOの説明
SEOとは、「検索エンジン最適化」とも呼ばれるWEBコンテンツの設計手法を指す言葉です。
例えば「パン」と検索すると
”パンとは何か”
”パンの調理方法”
など、パンに関するサイトが雑多に表示されます。
一方、「パン 期限」と検索すれば、消費期限や食べられる日数に関するサイトばかりが表示されるでしょう。
これは、検索エンジンがユーザーが指定したキーワードに合ったコンテンツを自動的に選別・表示しているからです。
つまり、この例で言えば”パン”や”食べ方”というキーワードをサイト上に入れ込むことで、パンの食べ方を検索する人の目に留まりやすいサイトを作ることができます。
このように、WEBコンテンツの情報を調整することをSEOと言い、そのSEOを重視して効率的な集客に繋げていくことが「SEO対策」なのです。
SEO対策の効果
前述の通り、SEO対策はSEOの方向性・目的を決めることによって成り立ちます。
検索エンジンは国内でもほとんどの方が触れるものなので、SEO対策を実施しておけば検索エンジンが利用される限り、継続的なWEB集客の実施が可能となります。
一度人気のコンテンツになれば、長期的に検索結果の上位に表示されるため、長期的にユーザーが流入していくのです。
広告と違って一時期だけアクセスが増えるのではなく、継続的に効果が発揮されることから、
”自社サイトへアクセスしたユーザーに対しての施策を行いやすい”
のもメリットだと言えるでしょう。
一方、キーワードなどをWEBサイトに含める際、注意すべきなのが「どのような情報を入れ込むか」です。
ユーザーにバレないように、サイトとはあまり関係のない人気キーワードを入れ込んで対策する方もいますが、人気キーワードからアクセスした方からすると”求めている情報のないコンテンツ”に仕上がってしまいます。
WEB集客はアクセス数を伸ばすとともに「自社の認知を拡大する」、「コンバージョン率アップ」というのも目的となるため、コンテンツの情報に合わせてSEO対策をすることがカギとなるわけです。
WEB広告でWEB集客するには
SEO対策と同時に、代表的な手法とされているのが「WEB広告」です。
WEB広告はWEBコンテンツの無料化を手助けするシステムでありながら、WEB集客においても重要な役割を担っています。
キーワードを自由に操作できるSEOと違い、Google・Yahoo広告やSNS広告、アプリ内広告など媒体がある程度決まっているのが特徴です。
どれでもいいということはなく、各媒体の特性を理解した上で、ターゲットや目的に合わせて選んでいく必要があります。
では、ケースに合わせてどの広告媒体を選ぶべきなのか、いくつかの例をもとに見ていきましょう。
例:女性・主婦向け広告の場合
化粧品や美容アイテムなど、女性や主婦に向けた商品・サービスを広告するのであれば、当然ながら女性が多く閲覧するような媒体を活用することになります。
女性向け広告の出稿場所として、人気を集めつつあるのが「スマートニュース」です。スマートニュースは2019年頃から利用者が急増しており、特に18歳~49歳を中心とした女性ユーザーから人気となっています。
ニュースサービスとしてだけでなく、クーポンの配布が主婦を中心にヒットしたと考えられており、今後もユーザー数が伸びていくコンテンツだと言えます。
このことから、女性向けの広告を掲載するなら、女性利用者が増加傾向にあるスマートニュースなどに出稿するのが最適と言えるのです。
例:ターゲットを細かく指定したい場合
例えば「男性で建材に興味関心がある」など、ターゲットを細かく指定したい場合は「Facebook」の広告を活用するのが良いでしょう。
Facebook広告は、前述の例のように性別から興味・関心まで指定して広告を表示させられるので、的確なWEB集客およびコンバージョン率向上などの効果が期待できます。
例:新たな層にアプローチしたい場合
今までにアプローチできていない層や潜在層など、新たな層にアプローチしたい場合は、GoogleやYahoo広告など検索エンジンにおける広告が有効となります。
これらの検索広告はユーザーの検索動向から広告を選別しているため、潜在層からのアクセス獲得に効果があり、自分たちでは気づけなかった潜在ニーズを知るきっかけになることも珍しくありません。
検索広告を通じて、潜在層に対するWEB集客のヒントを得られることもあるのです。
自社に合った広告媒体を策定する
いくつかの例を紹介しましたが、これらはあくまで一例であり、より効果的なWEB集客を実現するためには自社に合わせた広告手段を活用しなければなりません。
しっかりと広告媒体について調査し強み・特性を把握するのはもちろん、そこから「集客の目的は何か」、「認知させたい商材は何か」などを考慮して広告手段を選んでいくことが、WEB広告でWEB集客する際に重要となります。