検索意図とは
検索意図(英:User Intent)とは、文字通り検索した際の意図です。検索者がどのような情報を知りたいと思い、その検索語(キーワード)で検索したのか(=検索意図)を推測し、検索意図をページに反映させることで検索結果面で上位表示を狙います。
ユーザーが「どういった状態」で「何を知りたい」かを把握しておくことは、SEOにおいても非常に重要になります。
検索意図は大きく、案内型・取引型・情報型の3つのクエリタイプに分けることができます。
- 案内型
iPhoneが欲しいという明確な目的がある。特定の商品やサービス等の固有名詞でのキーワードで検索する。
キーワード例)「iPhone11 通販」「iPhone11 256GB」 - 取引型
スマホが買いたいことははっきりしているが、特定の商品が欲しいといった明確なニーズはない。
キーワード例)「スマホ 通販」「スマホ 比較」 - 情報型
全体のクエリの約80%を占めている。スマホを買いたいというニーズはない、もしくは、ニーズがあるかは不明。
キーワード例)「携帯 乗り換え方法」「スマホ 性能が落ちた」
特に、「情報型」において検索意図を把握することは重要と言えます。例えば、「スマホ 性能が落ちた」というキーワードは、スマホの性能が落ちたからその解決方法を知りたいのか、自分だけではなく他の人もスマホの性能が落ちたのかといった確認の意味合いなのか等様々な解釈があります。
そのため、検意意図を明確に把握し、検索者が求めている情報を的確に発信することが重要と言えます。
そのために、実際にそのキーワードで検索を行い、検索結果の上位ページやサジェスト・関連ワードを確認して検索意図を把握し、対策ページに検索意図を落とし込むといった工程が必要になります。
検索意図を的確にページ内容に落とし込むことで、Googleからユーザーの検索意図を見たいしているページと評価されるだけではなく、ユーザー目線でも欲しい情報がそろっているページであると判断されるため、滞在時間が向上するなど、ユーザーとクローラー双方向のメリットが得られます。
検索意図の調べ方
検索意図といっても、形として存在するものではないので、検索キーワードを見てその意図を理解できるわけではありません。
ここでは検索意図を測定する方法をご紹介します。
- サジェストワード、関連ワードを参考にする
サジェストワードや関連ワードは、その検索キーワードで検索を行ったユーザーが他に調べた検索クエリであり、検索意図を知るいいを要素になります。 - 実際に検索して出てきた上位ページを参考にする
上位表示されているページは、クローラーからユーザーとの検索意図を組み取っていると評価されているページです。上位表示されている複数ページを参考に、共通する項目があればそれが検索意図となるわけです - Q&Aサイトで検索ワードを検索し参考にする
ヤフー知恵袋等の質問サイトで、検索キーワードを検索し、実際にユーザーが求めている情報をその目で確かめるのもいい方法です。Webの検索結果上では推測が難しい、潜在的な検索意図を把握できる場合もあります。
Google等の検索エンジンでは日々検索順位を決めるアルゴリズムが更新されており、都度都度アップデートの進化に対応していくことも重要ですが、なにより、「検索者の意図を満たす質の高いページを作成しユーザーの悩みを解決する」ことが重要といえます。
ユーザー目線でサイト構築を行っていくことで、結果的に検索結果での上位表示、さらには流入増加やお問い合わせ数の増加、コンバージョン率など各サイトの目標数字の達成にもつながってきます。
そのため、ユーザーにとって質の良いコンテンツを提供し、KPIの達成や上位表示を狙うためにも、検索意図を的確に把握することが必要だと言えます。