「Webコンサルタントに自社のサイトをテコ入れしてもらいたいけど、いくらするのかな」。そういった疑問を持っている人は多いのではないでしょうか。
実際Webコンサルタントは全ての業務を代行してくれる業者から、メールや電話で改善点を教えてくれるだけの業者まであり、費用にもばらつきがあります。
今回はそんな「Webコンサルタントがいくらするのか知りたい」という悩みを解決するために「Webコンサルタントが行なってくれる業務範囲」と「Webコンサルタントの費用」について解説していきます。
Webコンサルタントとは
Webコンサルタントとは一言でいうと企業利益に繋がるようにWebサイトの運営をサポートする仕事のことです。Webコンサルタントはクライアントの経営戦略に基づいてWEB制作、運営に関するコンサルティングを行います。
ウェブサイトに関してあまり知識がない人にオススメなのがこのコンサルタントの手を借りることです。理由は現在のWeb作成業界の現場にあります。
近年インターネットの普及によってウェブサイトから売上を大きく伸ばしている企業が増えてきています。
ウェブサイトを運営するメリットは、ウェブサイト自体を収益化できるようになるだけでなく、自社の製品やサービスを効率的に宣伝できることです。しかし、現在ではWeb制作会社が多く存在し、かなりの専門的知識がないとWebで集客することは難しいです。
しかし、Webコンサルタントの手を借りることによって、他のWeb作成会社に負けないウェブサイトを作成することが可能です。
WEBコンサルタントに依頼する際には、自分たちでは運営リソースが足りない、知識が足りていない場合に依頼すると良いでしょう。
Webコンサルタントの仕事内容
Webコンサルタントの一番の仕事は、顧客の収益をウェブサイトの力で上げることです。そのために、Webコンサルタントは主に以下3つのサポートをします。
Webサイトを制作する
まず、Webコンサルタントの大切な仕事がウェブサイトを制作することです。Web制作はWebコンサルタント単独でウェブサイトを作成するのではなく、まずは顧客の商品・サービスをよく理解してニーズ調査を行います。
ニーズ調査・打ち合わせが終わった後、WebコンサルタントはWebディレクター・デザイナー・マークアップエンジニアと協力して売れるホームページを作成します。
Webサイトに集客する
ウェブサイトの運営はホームページを見に来る人を増やす重要な段階です。
具体的な方法はSEO対策・コンテンツマーケティング・Facebook広告・リスティング広告(一定の条件やキーワードを設定し表示されるユーザーを制限する広告)を駆使してホームページの集客力を上げます。
SEOについての詳しい説明はこちらの記事で解説しています。
ただ集客するのではなく、SEO対策や広告による集客コストやどれだけの継続費がかかるかが重要になります。
運営・集客のコンサルタントは各コンサルタント会社によってサポートの範囲が異なります。運営・集客の場合コンサルタントは以下の3パターンのサポートを行います。
- Webコンサルタントが実際に全ての運営をする。
- 運営している顧客へのアドバイスを行う。
- ネット関連の運用代行会社とのミーティングを行う。
Webサイトを運営する
ここでのウェブサイトを運営するというのはコンバージョン(商品購入やメルマガへの登録を来てくれる顧客を効率的に獲得すること)を改善することを意味します。
たとえPV数(閲覧数)が高かったとしてもこのコンバージョン率が低いとうまく売上につながりません。そのため、このコンバージョン率を上げることはウェブサイトの運営において重要になります。
具体的な改善方法は以下の通りです。
- 色々な角度でWebサイトを分析し改善点を探す。
- 改善点を探し出した後に、施策を考え実行する。
- 上記2点を繰り返す。
Webコンサルタントの費用はどのくらいかかるのか
Webコンサルタントにお願いする際に最も気になるのが費用だと思います。ここからはジャンルごとの月額相場を解説していきます。
SEO分析 月額1万〜4万円
SEOで上位表示させるためには、自社が狙うキーワードの市場の大きさやどのようなニーズが求められているかを理解する必要があります。市場やユーザーのニーズを理解するためにはSEO分析をする必要があります。
SEO分析はある程度の知識がないと難しいですが、Webコンサルタントに依頼すればすぐに分析することができます。
SEO対策 月額5万〜40万円
グーグルやヤフーの検索結果で上位表示させるにはSEO対策をする必要があります。SEO対策をする際に注意しなければいけないことは以下の5つです。
- 情報が網羅されているか。
- コピペをしていないか。
- キーワードを無理やり詰め込んでいないか。
- 検索結果の上位1位から10位までの内容が入っているか。
- 他社にはないユニークな内容が書かれているか。
報酬の支払い方は固定報酬と成功報酬の2種類があります。
SEOの施策の詳しい記事はこちら
https://webss.jp/wp1/seo_internal_policy/
リスティング広告 初期費用20万円 広告費の20%
リスティング広告とは簡単に言うと、キーワードや特定の条件のユーザーにだけ表示される広告のことです。リスティング広告の中で特に有名なのがGoogleの広告です。Googleの検索結果でまず表示されるのが、リスティング広告です。
Googleのリスティング広告は別名検索連動型広告とも呼ばれ、ユーザーがクリックするごとに課金されるようになっているのが特徴です。
アクセス分析 月額4万〜10万円
アクセス分析とは簡単にいうと、Webサイトのコンバージョン数をアップさせるために何が足りていないかを見つけるために、サイト訪問者の特徴や行動を分析することです。
具体的にはGoogleアナリティクスを利用して、サイトが閲覧されている時間帯や年齢層性別など色々な情報をもとに分析することができます。
ホームページの現状分析・解決策提示 月額3万〜8万円
オウンドメディアの結果に伸び悩んでいる人にオススメなのがホームページの現状分析・解決策提示をWebコンサルにお願いすることです。どうしてもWebマーケティングやオウンドメディアに詳しくないと自力で分析してコンテンツを改善させることは難しいです。
Webコンサルタントに現状を分析してもらうと以下のことがわかります。
- 現在サイトの状況(アクセス数、ページビュー、サイト滞在時間、スマホ比率、お問い合わせ数など)
- 現在サイトのターゲットキーワードにおける検索エンジンでの表示順位は?
- 現場からの不満・質問・要望・競合について
メール相談や総合的なコンサルティング 月額5万〜45万円
WebコンサルタントではSEO対策やSEO分析などのオウンドメディアにおける重要な対策のサービスも含め、Webサイトの改善や見直しを行なってくれます。
オウンドメディアを軌道に乗せるには長期的な時間がかかってしまうので、メールや電話、小さなトラブルからテコ入れまで幅広くコンサルティングをしています。
Webコンサルタントに求められるスキル
Webコンサルタントに求められるスキルは営業、企画、分析、コーディング、システム構築など様々です。
ややこしく感じる人もいるかもしれないので、こちらではWebコンサルタントに求められる共通のスキルについて解説していきます。
コミュニケーション能力
コンサルタントは人とコミュニケーションを取りながら業務を遂行していく職業です。そのため、技術力と同じくらいコミュニケーション能力が重要になります。
コミュニケーション能力は個人の力量が求められるので、例え実績のある業者だとしても担当者がしっかりしているかを見るようにしましょう。
知識の豊富さ
Webコンサルタントに求められる知識は大きく分けて2つあります。それはデザインやhtlmなどの専門的知識とあらゆる業界のトレンドに関する知識です。
発注者側の立場になってみると分かると思いますが、「自社についてどれだけ知っているか」、「業界の知識がどれだけあるか」ということだけでコンテンツのクオリティが変わってきます。
そのため、担当者の業界に関する知識も企業選定の判断基準として取り入れましょう。
リサーチ能力
リサーチ能力は、商品(サービス)とユーザーを繋ぐためには欠かせない能力であるため、WEBコンサルタントにとって、必要なスキルです。
ここでのリサーチ能力は、クライアントの商品やサービスに対するリサーチと顧客(ユーザー)のニーズに対するリサーチの2種類があります。
クライアントの商品やサービスは、直接コミュニケーションを取る他、実際にサービスを利用してみるなどの方法があります。
また、顧客(ユーザー)のリサーチでは、政府が出している統計データや検索、口コミ、SNSなどの手法があります。顧客のリサーチは、状況にも左右されるものの、できるだけ信頼性のある文献やサイトからリサーチするようにしましょう。
課題発見能力
WEBコンサルタントは、課題発見能力も重要です。
課題発見能力では、顕在化している課題の他、潜在的な課題を見つける能力を指します。企業では、基本的に顕在化している課題に目を向けていますが、潜在的な課題に気づくことはとても難しいとされています。
潜在的な課題を発見することが難しいことは、能力がないからという理由ではなく、内側にいるため気づくことができないという背景があります。
こうした背景から、WEBコンサルタントは、課題発見能力も必要とされています。
問題解決能力
WEBコンサルタントは、課題発見能力だけではなく、問題解決能力も必要です。
たとえ課題を見つけても、問題を解決する能力がないと、その先にある目標を達成することはできません。
問題を解決するためには、多くの課題や問題に向き合いながら、解決策を考え、仮説と検証を繰り返しながら、1つずつストックしていく必要があります。
仮設思考
仮説思考は、コンサルタントにとって非常に重要な能力の1つです。
コンサルタントは、コンサルティングを行う個人や法人を指し、コンサルティングは下記のように定義されています。
「企業(まれに行政など公共機関)などの役員(特に経営者が多い)に対して解決策を示し、その発展を助ける業務のこと。 または、その業務を行うこと。
コンサルティングにおいて、100%の答えを持っている場合はごく稀であるため、何かを解決する際には、仮説を立てるシーンがほとんどです。
こうした背景から、WEBコンサルタントには、仮説思考が必要とされています。
情報のアップデート能力
最後の能力として、情報のアップデート能力が挙げられます。
昨今は、デジタル化になっていることもあり、ニーズのアップデートがさかんに行われています。1年前は有力であった情報も、今では有力ではないということがあります。
また、現状のシステム以上に、良いシステムを作るためにも情報を常にアップデートを行うことが大切です。
コンサルティングで期待されていることは、結果だけではなく、新しい視点もその対象となります。日々、新しい情報に触れながら、情報をアップデートしていきましょう。
Webコンサルティング会社を選ぶ方法
ここでは、WEBコンサルティング会社を選ぶ方法を紹介します。
コンサルティング会社を選ぶ際には、下記の3点を中心に選ぶようにしましょう。
- コンサルティング実績があること
- 同じような業種で実績があること
- 最後まで向き合ってくれる会社であること
実績はもちろん、同じような業種で実績があることも重要です。同じような業種であれば、専門的な知識をすでにもち、実績もあるため、安心して依頼できます。
また、最後まで向き合ってくれるコンサルティング会社であるかどうかも大切な点です。コンサルティングは、仮説と検証の繰り返しであるため、仮説を立ててうまくいかなった際に向き合わないとなると、損をしてしまう可能性があります。無料セミナーや無料サービスなどを使用しながら、向き合ってくれる担当者であるかどうかを判断すると良いでしょう。
SEO記事のまとめ
Webコンサルタントは個人の力量が大きく問われる業種です。そのため、実績のある企業でも、自社の担当者が優秀かどうかはわかりません。そのため、Webコンサルタントを決める時は、知識とコミュニケーション能力の両方が備わっているかを確認するようにしましょう。