サイトのPV数やCV数を伸ばすためには、SEOが非常に重要です。
しかし、自社で行うSEOに限界を感じ、SEOを外注したいと考えているのではないでしょうか?
また、細かい費用やどんなSEO会社に頼めばいいのか、分からないことがいくつかあるのではないでしょうか?
そこで今回は、SEOの外注を検討している方に、SEOを外注する際のポイントをご紹介します。また、本記事では、SEO会社の選び方もご紹介していきます。
SEOの外注を検討している方の参考になれば幸いです。
SEOにはどんな手法があるの?
SEOにはさまざまな手法がありますが、本記事では、特に重要となる2つの基本的な手法をご紹介します。
内部施策
「内部施策」とは、サイト内部の最適化を行うことです。
内部施策を行うことで、クローラーがアップした記事を把握しやすくなります。クローラーがコンテンツを正しく把握することで、そのページはインデックスされやすくなります。
インデックスをされることで、検索順位をつけてもらうことができるので、内部施策はかなり重要な施策です。
内部施策には、以下のような施策があります。
- コンテンツの質を上げる
- モバイルユーザービリティの工夫
- 内部リンクの設置
- パンくずリストの作成
- サイトマップの作成
外部施策
「外部施策」は、他の競合サイトなどから自分のサイトへのリンクを増やしていく施策(被リンク)のことです。
被リンクは、Googleから評価を上げるためには、重要な判断基準になります。
被リンクを集める際には、他サイトから自然にリンクを集めることが重要です。また、制作するコンテンツの情報に漏れがない状態で作成していくことも重要です。
注意点として、粗悪な被リンクを集める「ブラックハットSEO」という施策が存在します。
このブラックハットSEOは、「Googleが被リンクで評価する」ということを利用して、関係性のないリンクなどを集めることで、順位を上げようとする施策です。
現在は、ブラックハットSEOは、ペナルティを与えるシステムになっています。ただ、悪質な会社では今も行なっている場合があるので注意が必要です。
SEOをプロに外注する3つのメリット
SEOをプロに外注することには、多くのメリットがあります。
本記事では、代表される3つのメリットをご紹介していきます。
1. SEOの専門知識がある
SEO会社は、SEOをビジネスとして成立させています。そのため、表面的な内容だけでなく、細かい知識まで持っているメリットがあります。
また、「内部施策」や「外部施策」だけでなく、独自のツールを用いたキーワードの調査や効果測定などができるのがSEO会社になります。
数多くの依頼をこなしてきた会社であるほど、以下のような項目を重要視していることが多いです。
また、クライアントに合わせた最適なSEOを提示してくれることも、外注するメリットになります。
- CV数、PV数の上げ方
- CVRやCTRの上げ方
- ユーザーファーストの記事作成の仕方
CVRの効果的な上げ方に関しては下記の記事にて詳細な解説をしています。
【ポイント8選】なかなか上がらないCVRの改善方法をご紹介!
2. Googleのアップデートに対して常にアンテナを張っている
SEO会社は、Googleの検索アルゴリズムのアップデートに対して、常にアンテナを張っています。
そのため、急なアップデートがあっても、迅速に対応してくれます。
自社でSEOを行なっていると、Googleのアップデートの情報に対応しきれず、検索順位を落とす場合が多いです。
SEOを行う情報に敏感なプロの方は、アップデートに左右されないようなサイト作りを行なってくれます。
アップデートに関しては下記の記事で解説しています。
3. サイトの変化を分析し打開策を提案してくれる
3つ目のメリットは、サイトの順位が変動したり、Googleからのペナルティを受けた際に、サイトを分析し打開策を提案してくれることです。
もし、SEOに関する知識が浅ければ、順位が下がった原因やペナルティを受けた原因を発見できない可能性があります。
数多くの案件を受けてきたSEO会社なら、サイトの変化を細かく分析して、打開案を提出してくれるので、安心してサイト運営を行うことができるでしょう。
SEOを外注する会社選びのポイント
本項目では、SEOを外注する上で、会社選びのポイントをご紹介します。
SEOを外注する際には、会社選びは非常に重要です。
悪質な会社を選んでしまうと、大きな被害を受ける可能性もあるので、選び方のポイントをしっかりと抑えておきましょう。
Webサイトの課題を分析、課題提案してくれる
1つ目のポイントは、該当するWebサイトの分析および課題を提案してくれる会社です。
また、Webサイトだけでなく、複数の競合サイトを分析し、差別化するための課題などを提示してくれる会社はオススメです。
これまで気づけなかった施策や視点を発見することができ、課題の解決方法も同時に提示してくれる会社を選ぶことが大切になってきます。
的確なターゲットユーザーを設定してくれる
2つ目のポイントは、的確なターゲットユーザーを設定してくれる会社を選ぶことです。
SEO技術だけでなく、マーケティングの知識もあると、信頼できる会社であることが多いです。
「ターゲットユーザー」いわゆる「ペルソナ」を設定する方法は以下のような項目を元に作成している会社が多くみられます。
- ユーザーの性別
- ユーザーの年齢
- コンテンツの方向性
上記のような、ペルソナを細かく設定しなければ、メディアの方向性が定まらず、結果的に上手くいきません。
ターゲットユーザーを設定することは、サイト運営に欠かせない要素です。そのため、こうしたターゲットユーザーを確認および設定してくれる会社は信頼することができます。
実際に行う具体的な施策を見せてくれる
最後のポイントは、実際に行う具体的な施策を提示してくれる会社を選ぶことです。
SEO会社では、各会社ごとに施策の差あり、より専門性のある施策がある会社を選ぶことで、サイトの方向性を知れ、結果的に成果の出やすいメディアにしていくことができます。
- 課題や問題点
- キーワード選定
- 競合サイトの分析と差別化
- 内部施策の方法
上記の項目を、より細かい部分まで施策を提示してくれる会社は信頼できる可能性が高いです。
こんなSEO会社には要注意
Googleの検索アルゴリズムの穴をついた悪質なSEOを行うSEO会社には要注意です。
本項目では、注意してほしいSEO会社の特徴についてご説明します。
被リンクによる施策を推してくる会社は要注意
被リンクを使った施策をおすすめしてくる会社には注意が必要です。
一般的に被リンクを集めるには、ユーザーが自然と広めたくなるような良質なコンテンツを作成する必要があります。そのため、意図的に被リンクを集めるのは間違った方向の施策です。
このような被リンクを集めて上位表示させようとする企業は、Googleからペナルティを受けるような手段を用いてSEO対策をする可能性があるので注意してください。
ビッグキーワードや特定のキーワードで1位を取ることを推してくる
ビックキーワードや特定のキーワードで、1位を目指すことを勧めてくる会社にも、注意が必要です。
ビックキーワードの上位表示は、大企業が参入している場合が多いので、正攻法のSEO対策で、1位を取るのは非常に難しいです。
このように、上位表示させるのが難しいキーワードをおすすめする会社は、外部リンクを集めて、無理やり1位にするような手法を取る可能性があるので、注意するようにしてください。
危機感を持たせるような言い回しをしてくる
危機感をもたせてくるような会社にも、注意が必要になってきます。
SEOやWeb業界は移り変わりが早い業界です。こうした変化を利用して、危機感を持たせるような言い回しをしてくる会社はおすすめしません。
危機感を煽ることで、お客様の判断力を鈍らせ、会社側の都合のいいような契約をしたりする可能性があります。
関連記事:SEO会社の選び方について詳しく知りたい方はこちらへ
SEOを外注してはいけないケース
SEOの外注を行う場合でも、外注をおすすめできないケースがあります。
自社が本項目でご紹介するケースに当てはまらないか、照らし合わせてみてください。
目的が定まっていないのにSEOをしようとしている
目的が定まっていない状態でSEOを外注するのはおすすめしません。
Webサイトを運営していくのに「とりあえずSEO」という考えを持っている担当者も少なくないのです。
サイトの方向性によっては、SEOを行う必要がない場合も考えられます。なぜSEOを行う必要があるのか、目的を明確にしていきましょう。
目的を明確にすることで、何が自社サイトに足りないのかを発見することができます。
サイトができていない
自社のWebサイトが根本的に機能していない状態で、SEOを外注するのはやめておきましょう。サイト構築からでは、余計に費用がかかります。
下記のような部分を確立してから、外注することでよいサイトを運営することができます。
- ヘッダーやフッターのメニュー欄
- エラーページが表示されるか
- 申し込みフォームが作動しているか
SEOするキーワードを把握できていない
SEOを行なってもらうキーワードについて、そのキーワードの月の検索数やCVに繋がりやすいかなど把握してからSEO会社へ外注することも大切です。
キーワードに対して、知識がない状態だと、上位表示させても会社の利益にならないキーワードで依頼を出される可能性があります。
キーワードから調査してくれる会社でも、丸投げするのはおすすめしません。キーワード調査の仕方やキーワード選定の仕方を把握して、外注することで、損をしないで済みます。
SEOスパムについての知識がない
Googleからペナルティを受けるような施策について、知識がない状態で外注するのはおすすめしません。
SEO会社が行う施策はさまざまですが、実施する施策を提示された際に、スパムになるようなSEOを行う予定だったという会社も存在します。
そのようなスパムになる可能性の高い施策を実施されれば、ペナルティを受けて大損害を受ける事も考えられます。
外注をする前に、SEOスパムに関する知識をきちんと持っておくことが必要です。
SEOの外注にかかる費用相場
SEO会社は、いくつかの料金体系があります。
本記事では、2種類の料金形態をご紹介します。
成功報酬型
1つ目は成果報酬型という料金体系です。
成功報酬型とは、依頼されたキーワードで上位表示できた場合にのみ会社へ報酬を支払う料金形態のことです。
成果報酬型では、下記のような条件を提示してくる場合が多いです。
- リスティング広告をのぞいて5位以内
- 検索結果の1ページ目
このような条件が達成されなければ、報酬を払うが必要ないので、予算に余裕がない場合には会社にはおすすめです。
固定報酬型
2つ目は、固定報酬型という料金体系です。
固定報酬型とは、初期費用とは別に毎月一定額を支払いながらSEOを行なっていくことです。
固定報酬型にも様々ありますが、特にコンサルティング形式の会社はおすすめです。
長期的目線でSEOについて学びながら施策を行なっていけるので、SEOに関する知識も増えつつ、検索順位をあげていくことができます。
SEOを外注する際のまとめ
SEOは外部に委託する方法があり、業務委託をすることで得られるメリットは非常に多いです。
しかし、SEO会社の中には悪質な方法でSEOを行う会社も存在するので注意が必要してくださいね。
今回の記事を参考に、SEOの外注をお考えの方は一度弊社にご連絡ください。あなたの悩みを解決し、売り上げアップに繋げます。