サイト運営をする上で、サイトにSEOは必須事項です。SEOをしていないサイトは、検索結果で上位表示をすることができず、結果としてアクセスを集められません。
ただSEOをする上で、「SEOで失敗しないために失敗事例を知っておきたい」、「SEOで失敗しているため、原因を追究したい」このように感じる方は多いようです。
そこで今回は、SEOに不安を感じる方に向けてSEOの失敗事例や原因、対策ポイントをあわせてご紹介します。
SEOに失敗する原因
自分のサイトにSEOをしているはずなのに、検索結果で上位表示できない、という経験をしたことがあるかもしれません。
SEOに失敗してしまう場合、あなたがしているSEOの施策自体が間違っているか、SEOの知識が十分でないかということが原因であると考えられます。
そこで、SEOに失敗する主な原因とその解決策を、全部で10個あげました。順に見ていき、あなたのしている施策に問題がないか確認していきましょう。
1.コンテンツがユーザーの検索意図を無視している
ユーザーの検索意図を考慮せず、あなたの書きたいことを書いたページ、サイトは、Googleから高く評価されることはありません。
なぜなら、そのコンテンツには、検索行為をしたユーザーの望む情報がないからです。
解決策としては、ユーザーの検索意図をしっかり把握することが求められます。
ユーザーがそのキーワードで検索することでどんな情報を得たいのか、競合の上位表示されているサイトがどんなコンテンツを提供しているのかを考えて、サイトを作成しましょう。
2.コンテンツの認知率を意識して対策をしていない
SEOにおいて、コンテンツの質は最重要項目ですが、同時に被リンクを獲得するという外部施策も重要です。
コンテンツの質が良くても、被リンクが少ないとGoogleに認識されず上位表示されないこともあります。
解決策としては、TwitterやFacebookなどのSNSなどを上手く活用してサイトを拡散し、多くの人に認知してもらうことが挙げられます。
多くの人の認知を得ることが、結果的に外部からのリンクを集めることに繋がります。
サイトの質が高ければ、リンクを貼ってもらうことは十分可能なので、サイトと同時にSNSも上手に運用していきましょう。
3.対策キーワードの選定が適当
対策キーワードを、あなたの思うがままに適当に選定すると、Googleにコンテンツを正当に評価してもらうことができません。
コンテンツとタイトルに含まれた対策キーワードに齟齬があると、関連性をクローラーが認識できないからです。
解決策としては、対策キーワードとコンテンツの関連性を意識することが大切です。
対策キーワードを明確にし、ページタイトルとコンテンツの中身を特化させることで、クローラーがページを認識し、評価しやすくなります。
4.サイト構造がわかりずらい
内部施策ができていないと、クローラーがサイトの情報を適切に読み取ることができず、検索結果上位表示が難しくなります。
解決策としては、タイトルとコンテンツ内にキーワードを含める、パンくずリストを設置する、重要なページに内部リンクを集めるなどの施策が挙げられます。
これらの施策は、ユーザーの利便性を高めることになり、結果としてGoogleからの評価が高めます。ユーザーの利便性を考えたサイト構造を構築することが、SEOにおいて、最も重要です。
5.チェックツール等を使った順位管理を怠っている
サイトやページの検索順位の管理を怠っていると、現状の課題を把握できないため、効果的なSEOを打つことができず、結果としてSEOに失敗します。
そういった場合、まずは、定期的に順位測定することが大切です。
サイトやページの検索順位の変動を確認し、順位の上がってこないページに関しては、改善を施す必要があります。
無料の検索順位チェックツールなどもあるので、それらを導入すると、チェックを効果的に行うことが可能です。
チェックツールについてもっと知りたい方はこちら。
検索順位を上げるなら必須 !おすすめの無料SEOチェックツール
6.サイトリニューアル時のSEOを怠っている
サイトをリニューアルしたときに、引き継ぎ設定がしっかりできていないと、検索結果の順位が下降する可能性があります。
サイトリニューアルに伴う検索順位の下降に対する解決策としては、設定の漏れがないか確認することが大切です。
新サイトへのリダイレクト設定を行なっているか、必要なコンテンツを全て引き継げているか、などがチェック項目になります。
これらの設定を怠ると、サイトのコンテンツが不十分であると判断され、結果的に順位が下がります。リニューアルしたサイトに関しては、引き継ぎ設定をしっかり確認して、対策を行いましょう。
7.サイト内に重複したタイトルやコンテンツがある
大規模サイトのSEOで気をつけなければいけないのが、サイト内に重複したコンテンツが存在し得るということです。
サイトの規模が大きくなると、複数人で運営することもあり、タイトルやコンテンツが重複してしまうことがあります。
タイトルやコンテンツが重複すると、それらは質の高いコンテンツとして認識されず、ドメインパワーが上がりません。
解決策としては、ニッチキーワード(ロングテールキーワード)の選定に力を入れて、検索意図に沿ったコンテンツを増やすということが挙げられます。
重複したコンテンツを削除、修正して、関連コンテンツを増やしていくことで、ドメインパワーを高めることが大切です。
8.検索ボリュームの少ないキーワードを軽視している
アクセスを集めたいからといって、検索ボリュームの大きいキーワードばかり狙っていると、かえって効率的にアクセスを集めることができません。
なぜなら、競合性を意識できてないからです。
解決策としては、ユーザーの潜在的な検索意図を分析することが挙げられます。
検索ボリュームの大きい単一のキーワードには、どんな検索意図が隠れているのか、関連キーワードなどを調査することが大切です。
検索ボリュームが少なくても、確かなニーズのあるキーワードを選定すれば、確実にアクセスを集めることができます。
ボリュームの小さいキーワード(テールキーワード)でのSEOに興味のある人はこちら。
9.トップページのコンテンツが充実していない
トップページのコンテンツが充実していないと、SEOの観点から考えたときに、上位表示を狙うのが難しくなります。
トップページのコンテンツがユーザーの検索意図を満たせない場合、ユーザーはサイトから離れてしまうので、離脱率が高くなります。離脱率の高いページは、検索結果において、上位表示されません。
解決策は、ユーザーに回遊する動機を与えるための、わかりやすいタイトルの付いたコンテンツのリンクを増やすことです。
ユーザーがサイト内を回遊すれば、結果として離脱率が下がるので、上位表示を狙いやすくなります。
10.Googleのガイドラインに準拠していない
Googleが公開している「Googleウェブマスター向けガイドライン」に反して、サイトを運営している場合、そのサイトはGoogleからペナルティを受ける可能性があります。
Googleからペナルティを受けると、サイトの検索結果上位が大幅に下降しするため、いくら効果的なSEOを打っても無駄になってしまいます。
解決策としては、ユーザーファーストのコンテンツの作成が最重要です。ユーザーにとって利便性があり、質の高いサイトを作成できていれば、基本的にペナルティを受けることはありません。
SEOで最も重要なポイント
SEO全てに共通して、最も重要なポイントは、ユーザーの利便性を第一に考えるということです。
Googleの検索結果で上位表示を狙う場合、ユーザーの利便性を考えることが全て、といっても過言ではありません。
Googleの検索エンジンは、ユーザーの利便性の高いサイトを優遇します。ユーザーを満足させることこできるコンテンツを、検索結果に並べることで、Googleという検索エンジンの信頼度が上がり、結果としてGoogleの利益にもなるからです。
また、ユーザーの利便性の高いサイトを作成することは、そのまま内部施策・外部施策に繋がります。ユーザーにとって見やすいサイトは、クローラーが巡回しやすいサイトであり、また、利便性の高いサイトは被リンクを集めやすいのです。
ユーザーの利便性を第一に考えることで、後のことは全て付いてくる、ということこそ、Googleの理念に合致します。
まとめ
今回は、SEOに不安を感じる方に向けてSEOの失敗事例や原因、対策ポイントをあわせてご紹介しました。
検索上位化できない原因はたくさんあるので、こちらの記事を参考に自分のサイトに当てはまることがないか確認しましょう。
繰り返しになりますが、SEOで一番重要なことはユーザーにとっての利便性です。現状を把握して、コツコツと地道に修正を積み重ねていきましょう。