【朗報?】Passage Indexingの導入により評価制度に変化【SEO】

今回は先日、オンラインで開催されました Google公式イベントSearch On 2020で発表された。

今SEO界隈でも話題になっている「Passage Indexing」についてわかりやすく解説したいと思います。

Passage Indexingは今後、ユーザーの検索体験をさらに向上させると考えられており、SEOにも大きな影響を与える内容ですので是非最後まで一読お願いします。

目次

Passage Indexingとは?

これまで Google は検索KWとページ全体での関連性を評価して検索順位に反映させていました。

例えば、「SEO やり方」と検索した場合、「SEO内部施策の方法」「SEOコンテンツの作成方法」「SEO外部施策の方法」について網羅的に記述された「ページA」が検索結果面に表示されます。

これは「SEO内部施策の方法」「SEOコンテンツの作成方法」「SEO外部施策の方法」について網羅的に記述されたページに検索ユーザーが知りたい情報が詰まっていると判断して上位に表示されます。

「SEO やり方」のようにスケールの大きいKWなら今まで通りでも問題ないのですが

例えば、「月2万円でできるSEO やり方」と調べたとしましょう。

おそらくですが、ベストマッチなページが検索結果に表示されないでしょう。(そもそもこんなKW調べることがないかも知れませんが・・・)

「SEO やり方」と同じように「ページA」が表示されるか、もしくは月2万円で依頼が出来るSEO会社のホームページが表示されるかも知れません。

でももし、「SEOのダメなところについて解説しているページB」に、少しだけ月2万円でできるSEO対策方法について記載されていたら・・?

ユーザーが知りたい情報は「ページB」ですが、検索結果に「ページB」は表示されません。

あくまでGoogleはページ全体の関連性で評価しているからですね。

ユーザーの検索クエリがあまりにもニッチだとベストマッチのページは検索結果に反映されません。

「ページB」のように最も関連性が高い一文を見逃してしまうことになります。
しかし、PassageIndexing であればページ内の一部分を対象にして関連性を評価できるようになります。

今年の11月から英語圏を始め導入を開始する予定です。

Passageとは言わば、意図しないKW

Passageとは一節を意味しますが、今回のPassage Indexingにおいては「一文」を意味します。

先ほども解説したように、今まではページ全体の関連性のみを重視していたGoogleは今後、ページ内の細かな一文毎の関連性も評価するようになります。

PタグやHタグだけでなく、より細かい部分もインデックスし評価対象とするので「SEO やり方」をメインテーマにしつつ「月2万円でできるSEO」についても解説しているようなユーザーニーズを網羅した記事はより評価を受けやすくなります。

とはいえ正直、「月2万円でできるSEO」を対策しているページはないと思います。

あくまでメインテーマに付随して解説した内容が評価され検索結果に反映されることになりますので、コンテンツ作成側としては、「意図しないユーザーがページに来る」ことになります。

Passageとはつまり意図していないKWだと言えます。

Passageタグのような新しい概念が生まれる訳ではなく、文章内の一部分を指します。

Passage Indexingによってより繊細な検索が可能になる

我々のようなコンテンツ作成側としては「意図しないKW」が誕生し、今後混乱を招きそうなPassage Indexingですが、検索するユーザーにとってはとても有意義な変化です。

検索機能はすごく便利ですが、今検索結果面に表示されるページはどれも「一般ユーザー」に向けて作られた網羅性の高いページで、ニッチなニーズを満たした記事を見つけるのはかなり難しいのではないでしょうか。

キーワードを含有していれば全て表示してくれるツイッターでベストマッチな情報がないか探すのが最近のトレンドになりつつあるように感じます。

今後はGoogle検索で、さらに精度の高い検索ができるようになりますから、これはユーザーにとってはかなり有意義なアップデートなのではないでしょうか。

インデックス機能に変化はない

ここで一つ補足ですが、Passage Indexingは名前に「Indexing」と入っていますが特になにかクローラーのインデックス昨日になに変化するわけではありません。

おそらく今まで通り、ページ全体の関連性、タグ情報を優先的にインデックスします。

ただクエリに対する関連性を判断する際に、タグに含まれていない情報や、細かなテキスト情報、ページの中の一節だけを対象にできるようにシステムが改良されるようになります。

Passage Indexingによって検索結果に7%の影響が

GoogleはPassage Indexing導入によって、検索結果に7%の影響が出るだろうと言及しています。

全世界で7%ですからかなりの変動になると予想されます。

7%の影響は極端な説明をすると、これまでは大雑把な検索結果だったものがより精度の高い検索結果になり、今まで「月2万円でできるSEO やり方」で上位表示されていた「ページA」が今後は表示されず、代わりに「ページB」が上位表示されるようになります。

今まで関係のなかったKWから流入獲得の可能性が広がる・・・?

先ほども解説した通りPassageとは「意図しないKW」です。

対策したKWでは上位表示できなかったが、一部のユーザーが求める情報を記載していることをGoogleが評価し「意図しないKW」で上位表示される可能性があります。

そうなると全く関係のなかったKWや、意図しないKWからの流入獲得の可能性が広がります。

競合が強くて上位表示できなかったコンテンツが、今後は細部までインデックスされることで

今まで以上にコンテンツを正当に評価してもらえる可能性が出来たと考えていいかも知れません。

Passage Indexingに対するSEO対策は「より深堀る」こと

今成果が出ていないページが今後細部まで評価されることで流入を獲得するチャンスが生まれたのは事実ですが、かと言って狙って何かできるSEO対策はありません。

あくまで「意図しない」KWが評価される訳ですから、こちらからなにか働きかけることはないと考えます

できることは、今以上にさらに細部までユーザーニーズを深掘りコンテンツを作成することです。

共起語だけでなく、yahoo知恵袋、Twitterからユーザーのニッチなニーズを見つけ出しコンテンツに落とし込むことで対策KW以外での流入獲得が期待できるかも知れません。

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この記事を書いた人

株式会社リードエックスのアバター 株式会社リードエックス Webマーケティング部

リードエックスは、SEO対策を始めとしたWebマーケティング集客支援を行うデジタルマーケティング会社です。 ホームページ制作・BtoBマーケティング・Webコンサルティングなど経験豊富なプロが一気通貫でサポートを行います。

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