会社名が検索結果に出てこない?理由とSEO的対策方法を解説!

会社名_検索表示されない

今回はホームページを持つことは、会社にとって当たり前となっている現代。

ただ、「検索しても会社名が表示されないのはどうして?」「検索結果に会社のホームページが出てこない理由と解決策を知りたい」そういった悩みを抱えている企業のWeb担当者も多いのではないでしょうか。

今回は、会社名が検索結果に表示されない理由と、その解決策について解説します。

この記事を参考にして、企業のホームページを検索結果に表示し、会社運営に役立てていただけますと幸いです。

目次

Google検索エンジンの仕組み

会社名が検索結果に表示されない場合、まずはGoogleの検索エンジンの仕組みを理解しておくことが大事です。仕組みを理解しておかないと、会社名が検索結果に表示されない理由を知っても、適切に対策をすることはできません。

具体的な理由や対策方法に移る前に、前提知識として頭に入れておきましょう。

 Google検索エンジンの仕組みについて

Google検索エンジンがホームページを検索結果に表示する仕組みは、以下のとおりです。

  1. クローリング:Web上のリンクをたどって、ホームページを見つける
  2. インデックス:ページ内の情報を収集して検索結果に表示する
  3. ランク付け:ページの質を判定して、検索結果の順位を決める

したがって、検索結果に会社名が表示されない場合、そもそもホームページが検索エンジンに見つけてもらえていない可能性があります。

検索エンジンの仕組みについてはGoogleの「検索順位」を上げる意味と順位決定の仕組みで詳しく解説しています。

会社名を検索しても出てこない原因と対策

会社名_表示されない_原因と対策

現代は、何でもスマホで「検索」する時代です。会社名を検索しても出てこないと、印象が悪くなる可能性もあります。

以下で紹介する原因と対策を把握して、ホームページを検索結果に表示させましょう。

 検索エンジンに認識されていない

検索結果に会社名が出てこない場合、そもそも検索エンジンに認識されていない可能性があります。検索窓に会社名を打ち込んでも表示されないときは、

「site:自社サイトドメイン」と打ち込んで検索してください。

検索コマンドで会社名のインデックスを探す

上記の方法で表示されなければ、ホームページは検索エンジンに認識(インデックス)されていません。以下で説明する方法を試して、まずは検索エンジンにインデックスされるようにしましょう。

 インデックス登録されていない場合と対策

検索エンジンに認識されていない・インデックス登録されていない場合、

Googleサーチコンソールの「URL検査」という機能からインデックス登録申請を行います。

まずは、Googleサーチコンソールを開いてください。Googleアカウントを取得し、ホームページの登録を済ませたら、以下の手順でURL検査を行います。

「メニュー」→「URL検査」→「アドレスの入力」→「インデックス登録をリクエスト」

通常、インデックス登録が数日〜1週間で完了します。ただし、あくまでリクエストでありるため、行うことで絶対に登録される、という訳ではないので注意してください。

 ページのテキスト量が少ない場合と対策

インデックスはされているけど、1ページ目には表示されずかなり下の順位にある場合の原因についていくつか解説します。

ページのテキスト量が少ないと、検索結果の1ページ目に表示される可能性が低くなります。なぜなら、「テキスト量が少ない=内容が薄い」と判断されるからです。

Googleの検索エンジンは、基本的にはページ内容をテキストから判断しています。ですのでページのほとんどが画像で構成されていると「このページが誰のどういうページなのか」正しく判断できません。Googleがページ内容を判断しにくくなり、結果的に会社のホームページが表示されないことになります。

ですので、ページ内は基本テキスト情報で構成し、画像にかんしてもalt属性の設定を抜け漏れなく行いましょう。

 「title」「description」「keywords」すべてに会社名を入れる

SEOの基本として、「title」「description」「keywords」には会社名を入れておきましょう。なぜなら、Googleはこれらの情報を拾ってページ内容を判断するからです。

会社名が入っているかどうかのチェックは、Screaming Frog SEO Spider(https://www.screamingfrog.co.uk/seo-spider/)を利用すると簡単です。ホームページ内の全てのページを一括でチェックできます。

会社名_表示されない_wordpress

特にトップページやサービス概要ページに会社名が入っていない場合は、要注意です。各自が利用しているCMSで、「title」「description」「keywords」を設定してださい。

 画像にalt(オルト)属性を設定する

alt属性とは、画像が何らかの事情で表示されない場合に、代わりに表示されるテキストのことです。Googleの検索エンジンは画像を認識することが苦手なので、テキストを設定しておくことで、ページの情報を理解しやすくします。

会社に関係のある画像には、会社名を入れておくと検索結果に表示されやすいでしょう。

 似たような会社名が多数ある

似たような会社名が多数ある場合は、ホームページの運営歴が長い会社や、知名度の高い会社が優先的に検索結果に表示される傾向があります。そのために、検索結果画面で一番上に表示されないこともあるでしょう。

対策としては、「地域名 会社名」や「業種 会社名」で上位表示を狙うことが挙げられます。その他、基本的なSEOを行い、ページごとのコンテンツを充実させれば、会社名単体でも上位表示される可能性はあります。

会社名が英単語など意味のある言葉の場合

会社名が英単語単体などの場合です。特に英単語などは、意味を調べたくて辞書を探している場合や、人気音楽のタイトルになっている場合が多く、その単語で会社を調べたいというニーズを上回る別のニーズがあるため、上位に表示されるのが困難な場合が多いです。

単体での上位表示は諦め、「株式会社会社名」や「WEB制作会社 会社名」となるようにキーワードを入れ、かけ合わせたキーワードで上位表示を狙いましょう。

モバイルユーザビリティでエラーが出ている

モバイルユーザビリティとは、モバイル端末でのホームページの使いやすさを表します。Googleはモバイル対応を推奨しており、モバイル対応はページを上位表示する上でも重要なポイントです。

モバイルユーザビリティのエラーは、Googleサーチコンソールで確認できます。メニューから「モバイルユーザビリティ」を選択すると、以下のエラーが表示されるかもしれません。

  • テキストが小さすぎて読めません
  • クリック可能な要素同士が近すぎます
  • コンテンツの幅が画面の幅を超えています

エラーを修正した後は、インデックス登録のリクエストを忘れないでください。

モバイルユーザービリティーなどに関する記事は下記にあります。

 複雑なサイト構造になっている

複雑なサイト構造とは、カテゴリーが整理されていない構造を指します。子カテゴリー、孫カテゴリーと作成されて、階層が深くなってしまっている場合も要注意です。

検索結果で上位表示を狙う場合、階層は出来るだけシンプルにすることが基本といえます。なぜなら、複雑な構造のホームページは、Googleが内容を認識しづらいからです。

カテゴリーはなるべくシンプルに分けるようにしましょう。最低でも、3回層くらいまでまでにとどめることをおすすめします。

内部対策や内部構造についてはこちら

 過度な内部リンク

内部リンクは、ホームページ内におけるクローラーの回遊率を高める役割があります。したがって、ホームページ内の情報をGoogle検索エンジンが理解しやすくなり、結果的に会社のホームページが上位表示される可能性が高まります。

ただし、雑な内部リンクの設置は、Googleの評価を下げてしまう恐れがあるので注意が必要です。あくまでユーザーの利便性を考えて、関連するページへの内部リンクを設置するようにしましょう。

内部リンクに関する関連記事はこちら

 ペナルティを受けている

Googleからペナルティを受けると、検索結果にホームページが表示されなくなることがあります。ホームページがペナルティを受ける原因は、以下のとおりです。

  • コンテンツの自動生成
  • リンク プログラムへの参加
  • オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
  • クローキング
  • 不正なリダイレクト
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 誘導ページ
  • 無断複製されたコンテンツ
  • 十分な付加価値のないアフィリエイト プログラムへの参加
  • ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
  • フィッシングや、ウィルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
  • 構造化データのマークアップの悪用
  • Google への自動化されたクエリの送信

出典:ウェブマスター向けガイドライン|サーチコンソールヘルプ

「自動ペナルティ」では、自動的に順位が下がるので、原因を自分で見つけるしかありません。「手動ペナルティ」の場合は、Googleサーチコンソールに通知が来るので、指摘された点を改善してGoogleに報告してください。

 WordPressでno-indexの設定になっている

no-indexとは、検索エンジンにページをインデックスさせないための設定です。WordPressでは簡単にno-index設定ができてしまうため、意図せず設定されているかもしれません。

会社のホームページを開き右クリックから、「ソースを表示」を選択します。ページ内の検索から「noindex」を検索して見つかれば、no-indexされていることが確認できます。

WordPressの「一般設定」→「表示設定」を開き、no-index設定を解除しましょう。

まとめ

今回は、会社名が検索結果に表示されない理由と、その解決策について解説しました。

本記事の要点は、以下のとおりです。

  • 会社名が検索結果に表示されない場合、Googleに認識されていない可能性がある
  • ホームページを検索結果に表示させるには、検索エンジンの仕組みを理解する
  • 検索結果に表示させる対策とともに、上位表示させるためのSEOも行う

この記事を参考にして、企業のホームページを検索結果に表示し、会社運営に役立てていただけますと幸いです。

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この記事を書いた人

株式会社リードエックスのアバター 株式会社リードエックス Webマーケティング部

リードエックスは、SEO対策を始めとしたWebマーケティング集客支援を行うデジタルマーケティング会社です。 ホームページ制作・BtoBマーケティング・Webコンサルティングなど経験豊富なプロが一気通貫でサポートを行います。

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