「オウンドメディアの運営を代行してもらいたいけど、どの業者にすればいいかわからない」。そういった悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。
実際、オウンドメディアは一つのコンテンツを作るのに時間がかかってしまうので、外注することはとても効率的です。しかし、業者によってはクオリティの低いコンテンツを作成するところもあります。
今回はそんな「どの代行業者にすればいいかわからない」という悩みを解決するために、「オウンドメディア代行のメリット・デメリット」と「代行業者を選ぶ際の注意点」について解説していきます。
オウンドメディアとは
近年オウンドメディアマーケティングに取り組む企業が増加しており、同じくオウンドメディアを代理で制作するWeb製作会社も増加しています。
自社が所有するメディアのこと
オウンドメディアとは、自社で所有するメディアのことを意味します。最も成功しているオウンドメディアとして、レッドブルジャパンのメディアが有名です。
最近では多くの企業がビジネス目的でSNSを使い、ソーシャルメディアマーケティングというブームが起きました。
しかし、多くの企業がSNSだけでの集客は難しいと気づき、自社のウェブサイトをメディア化することで収益を得ようとする企業が増えたことによってオウンドメディアが流行しています。
オウンドメディア代行のメリット
自社でオウンドメディアを運営することができれば一番スムーズですが、実際に運営するにはたくさんの専門的知識と経験が必要になります。
そこでオススメなのがオウンドメディア作成の専門業者に依頼することです。代行するメリットは以下の通りです。
- 専門性のあるクオリティの高い物が最初から使える
- 客観視して自社の現状や考えを判断してくれる
- 外注のためメインの業務に支障が出ない
専門性のあるクオリティの高いコンテンツが最初から使える
しっかりとしたオウンドメディア代行業者は、専門性が高く非常にクオリティの高いコンテンツを作ってくれます。
そのため、どうしてもクオリティが低くなってしまう初期の時点からデザイン・使いやすさ・SEO対策など、基本ができている状態でオウンドメディアを始めることができます。
客観視して自社の現状や考えを判断してくれる
オウンドメディアは経験値が重要になり、経験に乏しい分野だと自分では判断しにくい時があります。本当にこの方法でいいのかわからないと心配になるときにおすすめなのが代行業者の意見を聞くことです。
オウンドメディアを立ち上げる時は特に専門的な知識が必要になるので、代行業者に意見を積極的に求めることでコンテンツのクオリティが上がります。
外注のためメインの業務に支障が出ない
オウンドメディアを自社で運営しようとすると、運営のために人を雇うなど人件費や手間がかかってしまいます。
一方で、代行業者に委託するとサイト作成から運用まで、ほぼ全ての業務を代行してくれるので、メインの業務に専念することができます。
オウンドメディア代行のデメリット
ここまでオウンドメディア代行のメリットについて話してきました。しかし、オウンドメディア制作代行にもデメリットがあります。そこで、オウンドメディア制作代行のデメリットとその対策法について解説していきます。
自社の独自性などが表現しにくい
オウンドメディアで大切なことは、ユニークなコンテンツをユーザーに発信することです。しかし、オウンドメディア代行業者は、自社の商品やノウハウに関する知識に乏しく、ユニークな情報を発信しにくいというデメリットがあります。
そのため、自社の強みや特徴をうまくコンテンツで表現することができないことがあります。
この自社の独自性が表現しにくいというデメリットの対処法は、委託業者と何度もコミュニケーションを取ることです。実際、しっかりとした委託業者は オウンドメディア以外の専門的知識がないことを自覚しています。
そのため、どのような業界でもきちんと話し合うことができれば、自社の特徴を活かして記事を書いてくれます。
しかし、それでもいまいち自社の特徴が活かせていないコンテンツになってしまう場合があります。そのような記事に納得出来ない場合は、修正依頼をすることで外注先も自社がどのようなコンテンツを作りたいかということが理解できるようになります。
委託するためノウハウが身に付かない
代行業者に委託してしまうと自社ではほとんどオウンドメディアに関わる必要はなくなります。そのため、長年オウンドメディアを運営したとしても、自社内にナレッジをためていくことが難しくなります。
「初めはオウンドメディアを外注で運営したいけど、最終的には自社だけで運営できるようにしたい」という方は内部構造のコンサルティングをしてくれたり、担当者にノウハウを教えてくれる業者もあるので、そういった代行業者に外注しましょう。
オウンドメディア代行を依頼する前の注意点
オウンドメディアの委託業者は値段・委託範囲・サービスが企業によって異なります。そのため、委託業者を決める際は適当に決めるのではなく、慎重に決める必要があります。
そこで、オウンドメディア代行を選ぶ際に失敗しないように、「オウンドメディア代行を依頼する時の注意点」について解説していきます。
ちなみにですが、ざっくりとしたオウンドメディアを外注した際の相場が下記のような形になります。
【オウンドメディアの外注費の相場】
- 代行会社が最初から制作する場合・・・数十万~数百万
- WordPressなどのCMS(制作ソフト)+オリジナルデザインの場合・・・数十万
- CMS+テンプレートデザインの場合・・・数万円
実績があるのかをチェック
オウンドメディアの委託業者は技術力を売りにしているので、実績はとても重要です。しかし、重要なのは委託業者の会社としての実績ではなく、営業や担当者の実績です。委託業者の担当者は個人ブログを運営している人も多いので、調べてみましょう。
仮に個人のブログでしっかりと実績を残しているのであれば、信用に値します。
営業力があるのかどうか
オウンドメディアの委託業者と聞くと技術を重視する人が多いと思いますが、委託業者も企業なので営業力が重要になります。
そのため、実績のある業者にお願いする場合でも担当者が頼れる人かをチェックするようにしましょう。
コンサルタントの知識があるのかどうか
先ほど委託業者でも営業力が大切だという話をしましたがもちろん知識レベルも重要です。業者によっては売上至上主義で営業がメインになっており知識があまりないということもあります。
知識の乏しい業者に委託しても、自社が納得できるようなコンテンツができない可能性が高いです。そのため、委託業者にお願いする際は実績をチェックしておきましょう。
まとめ
オウンドメディアを運営することは集客をより集めることができるだけでなく、売上にも大きく繋がってくる重要な対策です。
オウンドメディアを運営していくにあたって、外注という選択肢はとても効率的ですが、代行業者を選ぶ際は十分注意して委託するようにしましょう。