SEO事業に携わっている方なら、SEOのアップデートに関する情報に注意することが多いかと思います。
しかし、アップデート内容は複雑なものもあるため、理解もしくは把握しきれてない型は多いのではないでしょうか。
本記事では、これまでのアップデート情報に加えて、SEO対策で効果的な施策も解説していきます。
Googleが実施するアルゴリズムアップデートとは?
有名なアップデートとして、『アルゴリズムアップデート』があります。
このアップデートでは、ユーザーの求めている情報が提供されるようになりました。
毎年、数回ほど大規模なアップデートがあるように、アルゴリズムは日々進化しています。
アップデートの中には、大幅に検索結果が変化するアップデートもあり、今までサイトの1ページ目にあがっていたサイトが、圏外になることもあります。
こうしたことから、現在の対策として、アップデートに左右されないような良質コンテンツを作り続けることが大切です。
2019年7月のSEOアップデートの状況とは
2019年7月現在も、SEOアップデートを行われています。
昨今の2019年7月13日のアップデートでは、ファッションや美容など関係のキーワードを中心に順位の変動が大きく行われました。
検索結果の精度は常に良くなっているため、チェックが必要不可欠になってきます。
「Googleアルゴリズム」のアップデートの歴史
本項目では、Googleが実施してきたアップデートをご紹介していきます。
ベニスアップデート
2015年1月にあったベニスアップデートでは、ユーザーの位置情報を、検索に反映させるようになりました。
ユーザーの現在地によって、検索結果の画面が変化するため、「病院」というキーワードで調べた時には、東京で調べた時と名古屋で調べた時の場所によって、検索一覧に表示されるサイトが違う検索結果画面になっています。
パンダアップデート4.2
パンダアップデートでは、「ユーザーの検索ニーズを満たす高品質のコンテンツがあるサイトやメディアを評価する」という内容がアップデートされました。
逆に、このアップデートにより「品質が悪いコンテンツは評価しない」という内容も含まれています。
また、2015年7月に行われたパンダアップデート4.2では、専門性かつオリジナリティーのあるコンテンツを上位表示させるということもアップデートされました。
ペンギンアップデート4.0
2016年9月23日に行われた『ペンギンアップデート4.0』は、Googleの「品質に関するガイドライン」に基づいて行われました。
アップデートの特徴としては、悪質な被リンクやスパムを行っているサイトおよびメディアに対して、ペナルティを与えるということでした。
こうした施策を行っていたサイトは、ペナルティを受け、検索順位が下がったり、もしくはサイトを飛ばされています。
クオリティアップデート
2015年5月に行われた『クオリティアップデート』では、サイト内のコンテンツのクオリティーを評価する基準が更新されました。
この『クオリティアップデート』により、Googleの核となるコンテンツの評価の基準が変わりました。
内容が薄いまたは内容のないサイトや、画像や動画だらけのサイト、ユーザービリティが低いサイトなどは、質の悪いサイトやメディアと評価されるようになったのです。
こうしたアップデートもあったため、現在のSEO対策では、少しでも良質なコンテンツを作り続けることが大切です。
モバイルフレンドリーアップデート
2015年4月21日に実施された『モバイルフレンドリーアップデート』では、モバイル端末での検索順位を変更するという内容がアップデートされました。
スマホが普及したことで、現在は8割のユーザーがスマホの小さい画面でサイトを検索します。
スマートフォンのユーザー増えたことから、Googleでは、スマホ画面に最適化しているWebサイト(レスポンシブデザイン)を上位に表示するようにしました。
現在は、モバイルユーザーを意識したサイト作りもSEO対策としては、かなり重要です。
インタースティシャルアップデート
2017年1月10日に実施された「インタースティシャルアップデート」では、スマホユーザーの邪魔になるような表示(インタースティシャル)を行なっているサイトの評価を下げるアップデートを行いました。
注意点として、全てのインタースティシャルに対して評価を下げる訳ではありません。
あくまでも、ユーザーの邪魔になるようなインタースティシャルを表示させているサイトのみ判断が下されるというアップデートです。
日本語検索アップデート
2017年2月に行われた「日本語検索アップデート」では、日本語検索にのみ対応されるGoogleのアップデートです。
「独自性のない品質の低いサイトの評価を下げ順位を落とす」などがアップデートされました。
体験談や口コミなどが含まれている、オリジナル性のある良質なコンテンツがGoogleから評価されるようになりました。
2019年6月コアアルゴリズムアップデート
2019年6月に行われたコアアルゴリズムアップデートでは、検索アルゴリズムの基盤が見直されました。
コアアルゴリズムアップデートでは、『E-A-T』の重要性がより強くなりました。このアップデートにより、「このサイトには、どれだけ信頼性や権威性があるのか」などの評価基準が順位に直結します。
ジャンルで見てみると、以下のジャンルが主な対象となりました。
- ファッション
- 健康
- 美容
- 医学
上記のジャンルに関するコンテンツは、以前から信頼性が低いとされたため、順位変動の振れ幅が大きかったことが考えられます。
2020年1月コアアルゴリズムアップデート
事前にアナウンスをしたあとのアップデートでしたが、何に関するアップデートを行ったのかについては、Googleからの発表はありませんでした。
YMYL領域に関するコアアルゴリズムアップデートで、コンテンツや被リンクの質と評価の見直しに関するアップデートと考えております。
2020年2月のアップデート
Googleが予告していないアップデートではあるが、地域に関する大きなアップデートが入ったと考えれいます。
キーワード「マッサージ」では、大阪IPで検索を行った結果、検索エリアのお店を紹介する案内するコンテンツやサイトが上位表示されるようになりました。
アップデート前はマッサージとはといったHowto型のコンテンツが上位表示をしていましたが、このアップデートでローカライズされるクエリになりました。
また、1ページ目に表示されるコンテンツの枠が減ったことで7〜10位のコンテンツは、2ページ目に表示され、CTRが下がることになります。
クエリに対するアップデートでもあるため、これまでよりも1ページ目にランクインするコンテンツを提供する必要性が高まりました。
コアアルゴリズムアップデートの特徴と対策法
検索アルゴリズムの基盤(ベース部分)を見直す変更を行うアップデートが「コアアルゴリズムアップデート」。
このアップデートは、年に数回実施されています。毎回、大幅な順位変動が起きやすいことが特徴です。
「コアアルゴリズムアップデート」を実施する目的には、ユーザーの検索ニーズを満たす目的があります。
そのため、検索ニーズを満たすコンテンツ作り、サイト構築が最も重要な対策法になります。
また、SNSのアカウントを育てておくことも重要です。
SNSで影響力のあるアカウント持っていることで、権威性があり、信頼性のある記事であることを証明することができます。
コアアルゴリズムアップデートの影響
「コアアルゴリズムアップデート 」では、検索アルゴリズムの基盤を見直し、改善していくため、各サイトの検索順位へ大幅に影響を及ぼすことが多いです。
また、検索順位は変わらなくも、トラフィック数が落ちたりすることも考えられるでしょう。
こうした影響に左右されない方法としては、良質なコンテンツ作成に加えて、どれだけ独自生かつ信頼性のある記事を書けるかが重要になってきます。
多岐なジャンルを扱うだけではなく、自社にしか出せない強みやナレッジを利用して、他にはないサイトやメディアを作成していくことが、今後のコンテンツ制作では重要になってきます。