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今やどこの属性の事業主や事業責任者にも共通している課題は、WEB経由での集客を増やすことです。特にSEO対策に取り組んでいるあなたは、検索順位にコミットしなくてはいけません。
ただ、検索順位を上げたいとむやみに施策を打っても、検索エンジンの仕組みや順位が決定するロジックを理解せずに施策を打っても結果は出ません。
本記事では、企業のマーケティングにおける「検索順位」が持つ意味 順位決定ロジックの仕組みを詳しく解説していきます。
この記事を読めば、検索順位が決定する仕組みの本質的な理解ができます。今見ているあなたに必見の内容です。
Googleの「検索順位」を上げる意味
ここでは、Googleの「検索順位」を上げる意味を解説します。
特に企業のマーケティングにおける検索順位がどういったものなのか、検索順位の違いで効果がどのように変わってくるのかを詳しく見ていきましょう。
企業のマーケティングにおける「検索順位」とは
まず、Googleの「検索順位」とは、あるキーワードで検索したときの検索結果画面に表示される、ページの順位のことを指します。
例えば、「英語 勉強方法」とGoogleの検索窓に打つと、「英語の勉強方法」に関するページが画面に並びます。そのときの並び順がGoogleの「検索順位」といわれるものです。
この検索順位は、企業のWEBマーケティングにおいて大きな意味を持ちます。
なぜなら、当然検索順位の高いページの方が、ユーザの目に触れる可能性が高まり、ページへのアクセスが増えるからです。アクセスが増えるということは、ページからの商品・サービスのコンバージョンの数も比例して増えることが予測されます。
Googleの検索順位は、企業のWEBマーケティングにとって「集客の要」なのです。
1ページ目でもこんなに違うクリック率
クリック率とは、検索結果画面に表示されたページが、どれだけの割合でクリックされるかを示した数値のことです。1ページ目ですら、このクリック率が検索結果の順位によって大きく異なります。
検索結果画面1ページ目の各順位のクリック率は、以下に示すとおりです。
1位 21.12%
2位 10.65%
3位 7.57%
4位 4.66%
5位 3.42%
6位 2.56%
7位 2.69%
8位 1.74%
9位 1.74%
10位 1.64%
引用:Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study|Internet Marketing Ninjas Blog(https://www.internetmarketingninjas.com/blog/google/announcing-2017-click-rate-study/)
検索順位が低くなることによって、これだけ大きくクリック率が下がり、ページへの流入数も比例して下がっていきます。例えば、「SEO対策」というキーワードは月間22,200回検索されていますが、検索順位ごとの流入数は以下のように大きな開きがあります。
例)「SEO対策」
1位 4,688
2位 2,364
3位 1,680
4位 1,034
5位 759
6位 568
7位 597
8位 386
9位 386
10位 364
上記のように1位と10位の間には、およそ4,400もの流入数の違いがあります。流入数に大きな影響を与えるGoogleの検索順位は、WEBマーケティングにおいて非常に重要です。
関連記事:CVRの計算方法を理解して正しい目標設定を!CVRの基礎も解説!
まずは知ろう「検索順位」の仕組み 順位決定ロジック
では、上で説明したGoogleの検索順位はどういった仕組みで決まっているのでしょうか?
ここを理解しておかないと、あなたの運営するWEBサイトの順位を上げることはできません。具体的な施策を打つ前に、「検索順位」の決定ロジックを頭に入れておきましょう。


Googleの理念を理解してる?
まずは、検索順位を決定しているGoogleの基本理念を理解しておきましょう。なぜなら、Googleの検索順位は、この基本理念に沿って決定されるからです。
Googleの基本理念の一番の中心は、「ユーザーファースト」です。この基本理念は、Googleも公式に発表しています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
引用:Google が掲げる 10 の事実(https://www.google.com/about/philosophy.html?hl=ja)
この10個の中でも1番上にきているように、ユーザーファーストの理念が最も重要です。この理念にしたがって、Googleは検索エンジンのアルゴリズムを変更しているため、ユーザーにとって最も役に立つページが検索結果で1位になります。
検索順位の仕組み あなたのページはどの程度の価値がある?
全ての項目に共通していることですが、Googleの理念を理解し、ユーザーの利便性を考慮する必要性があります。
なぜなら、検索順位の仕組みを理解することが、検索順位を向上させていくために軸となる考え方だからです。
検索順位決定の具体的な仕組みは、以下に示すとおりです。
- 検索エンジンのロボット(クローラー)がページの情報を収集する
- 各ページの情報を元にページの内容や価値を評価する
- それぞれのページの評価に基づいて検索順位が決定される
このように、検索エンジンは各ページの価値を精査して厳正に検索順位を決定しています。
あなたのページはどの程度の価値があるでしょうか?
関連記事:【理由】Google検索で上位にこない理由は?原因と改善策を紹介!
検索エンジンは常にアップデートしている
検索エンジンは、検索順位決定の仕組みである「アルゴリズム」を常にアップデートしています。
なぜなら、検索結果に価値のあるページを表示し、ユーザーに最高の検索体験を提供することを追求しているからです。
今ほど検索エンジンの精度が高くなかったころは、情報価値の低いページが検索結果に表示されてしまうことがありました。
例えば、医療従事者でもないライターが情報ソースの明確でない医療情報ページを大量に作成し、量の力だけで検索上位を独占していたという時期があります。
このように、検索エンジンの目をかいくぐって、価値の低いページを上位表示しようとするサイト運営者がどの時代にも存在します。
Googleはこういった情報価値の低いページが上位表示されないように、常に仕組みをアップデートしているのです。
関連記事:【2019年】SEOアップデートと具体的な対策法をご紹介!
検索順位を上げるための施策
では、具体的にはどういった施策を打てばGoogleの理想とするユーザーファーストのページを作成し、検索順位を上げることができるのでしょうか?
ここでは、検索順位を上げるための具体的な施策と考え方を紹介します。
以下の内容を参考にして、あなたのWEBサイトを運営していきましょう。
やっぱりまずはGoogleの理念を認識
上でも触れましたが、非常に大事なことなのでもう一度「Googleの理念を認識すること」を強く意識してください。
なぜなら、現在小手先のテクニックで検索順位を上げられていても、将来的には全く通用しなくなることが予想されるからです。例えば、一昔前ならキーワードを詰め込むことで順位が上がった時代がありましたが、今では通用しなくなっています。
GoogleはGoogleの理念にしたがって、検索エンジンのアルゴリズムをアプデートしています。長期的に効果を得たいなら、Googleの理念の認識が最も重要です。
コンテンツ is 「KING」
WEBページを検索結果で上位表示させたいなら、コンテンツに注力する必要があります。なぜなら、最終的にページを評価するのはユーザーであり、検索エンジンもまたユーザーに価値のある情報を届けるために順位決定をしているからです。
例えば、上で説明したようなキーワードを詰め込んだだけのページは、当時確かに検索エンジンには効果があったかもしれませんが、ユーザーが価値を感じていたとは考えられません。そして、結果として現在そのようなテクニックは通用しなくなりました。
現在でも、いくつか検索エンジンに通用する小手先のテクニックはないことはないですが、それも近い将来是正されることになるでしょう。結局は、ユーザーの役に立つコンテンツを届けることが、一番効果的な施策なのです。
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あなたは恋人に真っ暗な夜道を歩かせるの?:内部施策
内部施策とは、WEBサイトの内部に対して行うSEO対策のことです。主に、以下の2点を目的に内部施策を主ないます。
検索ユーザーにストレスなくコンテンツを届けること
Googleのクローラーに対して「うちのwebサイトはユーザーにストレスを与えない仕様ですよ」と認識させること
コンテンツの情報自体ももちろん重要ですが、一方でユーザーが利便性を感じるWEBサイトの構造になっているかも非常に重要です。
ユーザーに対して道標の役割を果たせなければ、検索エンジンのクローラーにも認識してもらえないので評価を受けられません。
ユーザーやクローラーにとって分かりやすいWEBサイトにするためには、以下のような内部施策が効果的です。
・HTMLタグを正しくマークアップする
・関連ページへの内部リンクを設置する
・グローバルメニューを設置する
これらの対策を行うことで、ユーザーが目的のページにたどり着きやすくなり、クローラーがサイトの構造を理解しやすくなります。ユーザーにもクローラーにも優しいサイト構造にしましょう。
関連記事:内部施策とは
関連記事:【ご紹介】新規サイトの検索順位を上げる13つのチェックリスト
ウサギとカメはどちらが勝つ?:焦らない外部施策
外部施策は意識して対策する必要はなく、コツコツと良質なコンテンツを作成することが必要です。
外部施策とは主に被リンクを獲得することを意味しますが、被リンクを故意に設置する試みは、最悪ペナルティの対象になることもあります。
被リンクの数や質は、もちろん現在でもGoogleの評価基準の1つです。ただし、焦って故意に被リンクを獲得するのではなく、良質なコンテンツを提供した結果、自然に被リンクを獲得できるようにしていきましょう。
順位はツールで把握しよう おすすめチェックツール
検索順位は日々変動しているので、定期的な検索順位のチェックが欠かせません。
ここでは、おすすめの検索順位チェックツールを紹介します。以下のチェックツールを使って順位をチェックし、上位表示化を狙ってページの改善を行いましょう。
検索順位チェックツール1:「GRC」
GRCは、ボタン一つで全ての検索キーワードの順位を調査することのできるツールです。起動時に順位チェックを開始する機能もあり、設定しておけばGRCを起動するだけで順位をチェックすることができます。順位の変化もグラフ表示で確認できるので、直感的で分かりやすいでしょう。
無償版:無料
ベーシック:4,500円/年
スタンダード:9,000円/年
エキスパート:13,500円/年
プロ:18,000円/年
アルティメット:22,500円/年
検索順位チェックツール2:「検索順位チェッカー」
検索順位チェッカーは、WEBブラウザ上でページの検索順位がチェックできるツールです。特定のキーワードと、順位を調べたいページのURLを入力することで、そのキーワードに対するページの検索順位が分かります。1度に5つのキーワードで調べられるのも嬉しいですね。
無料
検索順位チェックツール3:「BULL」
BULL、地域固有の順位変化にも対応している検索順位チェックツールです。東京と大阪で「カフェ」と調べたときに検索結果が異なるように、検索結果は検索する地域によって変化します。地域特化のWEBサイトなどでは、地域によっての検索順位が重要になってくるので、このツールが役に立つでしょう。
体験版:無料
BULL30:1,150円/月
BULL50:1,850円/月
BULL100:3,500円/月
BULL200:6,550円/月
BULL500:15,400円/月
検索順位チェックツール4:「 Gyro-n SEO」


Gyro-n SEOは、競合サイトの検索順位も同時にチェックできる検索順位チェックツールです。ベンチマークしている競合サイトとの順位さをグラフでチェックすることができます。実際、同じようなサービス・商品をリリースしている競合他社を意識することはマーケティングにおいて非常に重要です。
体験版:無料/月
スターター:500円/月
ライト:4,500円/月
スタンダード:9,600円/月
プレミアム:16,800円/月
検索順位チェックツール5:「 AZC」
AZCは、コストパフォーマンスに優れた検索順位チェックツールです。登録キーワードが5キーワードまでなら無料で利用でき、50キーワードに拡張しても年間2,980円です。また、クラウド型のツールなので、ダウンロードの必要がなくどのパソコンからでも手軽に利用できるのが嬉しいですね。
無料プラン:無料
50プラン:2,980円
100プラン:5,960円
200プラン:11,920円
500プラン:29,800円
検索順位チェックツール6:「SEOピッシュ」
SEOピッシュは、WEBブラウザ上で無料で検索順位をチェックできるツールです。WEBサイトのトップページのURLを入力することで、10個のキーワードまで順位をチェックすることができます。トップページを上位表示化したい場合は、こちらのツールから始めてみるのが良いかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
企業のマーケティング活動においてGoogleの検索エンジンの自社サイトを露出させ、検索上位を獲得することは集客に大きく寄与します。
また世界の名だたる企業がでSEOに取り組んでいる現在、今後も検索エンジンマーケティングは企業の命運を決めると言っても過言ではありません。
検索上位を獲得するために自社のwebサイト全体を広い視点で見直してみましょう。
関連記事:SEO順位をチェックできるツール12選をご紹介します!







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