ブログなどのWebマーケティングをしている人にとってアクセス解析はとても重要です。しかし、いざアクセス解析をしようとしても「結局アクセス解析はどこを見ればいいのかわからない」という人は多いと思います。
そこで、今回は「アクセス解析を行う際に最低限見ておきたい5つの項目」と「アクセス解析に使えるおすすめのツール」を紹介していきます。
この記事のアクセス解析のポイントを実際に実践し、サイトのCV率を高めましょう。
アクセス分析とは?
アクセス分析とは簡単に言うと、「WebサイトのCV(コンバージョン)を上げるためには何が必要か」を調べるために、サイト運営者がユーザーの特徴や行動を分析することです。
CVというのは、ユーザーにWebサイト上で達成してもらいたいことのことを指します。
例えば、服を取り扱う通販サイトや、旅行のチケット購入やホテルの予約ができる観光サイトなどのECサイトの場合はユーザーに商品を購入してもらうことが、CVになります。
Webサイトのユーザーはジャンルによって、年齢層やユーザーの価値観も全く違います。そのため、他のサイトのマネタイズをするだけでなく、アクセス分析で自分のサイトの年齢層や特徴を調べ、分析の結果を元に施策を行う必要があります。
アクセス分析をすることによって、自分のサイトの弱点がわかるようになり、その弱点を集中的に改善できるようになります。
アクセス分析を行う3つの目的
アクセス分析を行う目的は3つあります。
まず大きな目的として「CVの向上」があります。
前述したようにアクセス分析の大きな目的はサイトCVの改善です。よりユーザーがサイトに訪れるように、よりユーザーが自社サービスを購入、利用してくれるようにサイトとCVの改善を行う事前準備として行うのがアクセス分析です。
その大きな目的の中に「ユーザーの行動の把握」と「課題の把握」があります。
サイト内でのユーザーの行動を把握して、サイトの課題の把握をし、そして課題を元に「CVを向上」させる施策を打つ、のが大きな流れです。
ここでは「CVの向上」「ユーザーの行動の把握」「課題の把握」の3つの目的について具体的に解説します。
CVの向上
アクセス分析の目的の一つとしてCVを上げることがあります。アクセス分析をすれば、自分のサイトのユーザーの特徴や価値観が理解できるようになるので、戦略的にCVを上げることができます。
つまり、アクセス分析をする際に見る情報は過程であって、目的ではありません。
その数字からCVを増やすための策を見つけることが重要であり目的になってきます。
「アクセス分析したた」だけで満足せず行う施策について考えるようにしましょう。
より詳細なCVRの改善方法については下記の記事をご覧ください。
ユーザーの行動の把握
冒頭でも説明したようにアクセス分析をすれば、ユーザーの特徴がわかるようになります。サイトの運営は実際の店舗経営と違い、お客さんの顔が見えないので自分から積極的に分析していかないと、サイトへ訪れるユーザーの特徴が見えてきません。
アクセス分析でわかるユーザーの特性は以下の通りです。
- 年齢、性別、検索には何を使ったかなどの、どのようなユーザーなのか
- どこからサイトを訪れてきているか(検索、広告、外部リンクなど)
- ユーザーがサイトを開いた時に一番最初に見たページはどこか
- ユーザーによく見られているページ
- ユーザーがCVしているか
アクセス分析をすれば、ユーザーが自分の記事にたいしてどのような反応を示したかがわかるようになります。
どの記事がユーザーから注目されているか、どういった経緯でユーザーがサイトへ訪れたかなどのアクセス分析の結果を元に、ユーザーの行動を理解しやすくなります。
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課題の把握
サイトの質を向上させるには自分のサイトの弱点を見つけ、弱点を改善していく必要があります。
サイト分析をせずして弱点は見えませんし課題も見えてきません。
サイト分析をすればユーザーの行動パターンが見えてきます。
ユーザーから人気の記事や逆にユーザーから人気のない記事はどれかということがわかるので、
「この記事はユーザーから人気がないからもっと興味の引く内容にしてユーザーの流入を増やそう」
と課題に対して施策を練ることができます。
アクセス解析で注目すべきポイント5つ
では実際にアクセス解析を行う際に、注目すべきポイントをご紹介します。
基本的にアクセス解析で見るべきポイントはタイトルにも書きましたが5つです。
このたった5つのポイントさえ見ておけば、ある程度ユーザーの行動は把握でき、そこから課題点を見つけることができます。
アクセス数の多いページを見つける
アクセス分析の目的はCVを上げることなので、分析をする際はアクセス数の多いページを見るようにしましょう。
そして、サイトの課題を発見するには多くのユーザーが訪問する場所を表すボリュームゾーンを把握する必要があります。
ボリュームゾーンを発見した後は、「閲覧時のデバイスは何か」、「どこからサイトを見に来たか」、「閲覧時にどこをはじめに見たか」の3点に注目して分析するようにしましょう。
PV数の確認
PVを確認すれば人気のあるコンテンツがすぐにわかります。PVとは「ページビュー」のことでWebサイト内の特定のページが閲覧された回数を示します。
基本的にPVが多いコンテンツは人気のあるコンテンツと考えられているので、どのコンテンツに人気が集まっているのかを確認するためにも、PVはチェックするようにしましょう。
CVRの高低を把握する
たとえ閲覧数が多かったとしても、CVRが低いとなかなか売り上げにつながりません。CVRというのはConversion Rateで、閲覧してくれた人の内何人が運営側の達成目標までたどり付いたかの割合を表します。
そのため、アクセス数の多いページを確認した後は、その記事のCVRをチェックしましょう。そして、コンテンツのCVRが高い場合は今のところ改善する必要のないコンテンツと判断できますが、CVRが低い場合はなぜ低いのかを考えることで、より効率的に売り上げを上げれるようになります。
セッション数の確認
セッション数(アクセス数)とは、ある訪問者がWebサイトを訪問していくつかのページを閲覧し、他のWebサイトへ去るまでの一連の行動の事を言います。
セッション数はCVRとも関係しているのでチェックするようにしましょう。
離脱率を把握する
離脱率とは訪問者がWebサイト内のページから他のWebサイトへ移動したり、ブラウザを閉じたりすることを意味します。
離脱率が高い場合は多くのお客さんを逃していることになるので、CVRが低いことになります。
アクセス分析で使うツールはGoogle Analytics
アクセス分析をする際にとても便利なツールがGoogle Analyticsです。Google Analyticsがおすすめな理由は以下の2つです。
- 使いやすい
- ほとんどの人がGoogleの検索エンジンを使っているから。
日本では、ほとんどのユーザーが利用する検索エンジンはGoogleです。(ヤフーを使っている人もいるかもしれませんが、ヤフーもGoogleの検索エンジンを使っています。)
そして、Webサイトを運営している人のほとんどがGoogleを使っていると思います。そのため、そのGoogleが提供しているGoogle Analyticsは情報量が多く、デザインもシンプルで見やすいのでおすすめです。
Google Analyticsの登録するための3つのステップ
実際にGAの登録方法について少し説明します。
より具体的な使い方、設定方法については下記の記事をご覧ください
2019年版!Google Analyticsの使い方と設定方法
Googleアカウントの登録
Googleアカウントを持っていない人はまずGoogleの公式サイトでGoogleアカウントを作りましょう。メールアドレスか電話番号があれば簡単に作成することができます。
Googleアナリティクスの登録
次にGoogleアナリティクスの登録をしましょう。画面のお申し込みをクリックし必要事項を入力しましょう。費用は無料です。
トラッキングコードの設置
登録が完了するとトラッキングコードが発行されます。その発行されたトラッキングコードを自分のウェブサイトのページのHTMLにコピーして貼り付けましょう。
貼り付けておかないとGoogle Analyticsに反映されないので注意されません。
まとめ
今回はアクセス分析の基礎知識と具体的な方法を説明しました。アクセス分析は一見簡単そうに見えて、奥が深いです。
アクセス分析は自分のサイトのユーザーの特徴を見分けるための重要な作業なので、積極的に分析していきましょう。